見出し画像

自分を映す鏡??

こないだ飲み屋さんで(なんか飲み屋での出来事ばっかりだな)、出会ったおじさん。
年の頃、50代半ば。
よく喋る人だったけど、言っていることがまぁめちゃくちゃで、まー、間違ったことを連呼しておりました。
ボクの地元三重県の話になったとき、
「赤福は餡がカチカチで餅がグミャグニャに柔らかくて食べにくいですよね?」
と現実とは全く異なることをしたり顔で言ってみたり
例えば音楽のフェスの話になったら、
「フジロックは子供の客しかいないくて大人が全くいなかった」
とこれまた比較的お客さんの中に大人が多いフェスという現実とは異なることをドヤ顔で話しておりました。

一事が万事そんな感じなので、最初は「この人、バカだなぁ」って思いながら敢えて色々な情報を引き出しながら面白がって聞いていましたが、途中からあまりにも間違いだらけのことを『なんでも知っているおれってすごくない?』と話すそのドヤ顔がウザくなったので、周りのみんなは話を聞くの止めて、かわいそうなことに飲み屋の店員さんがその聞き役を一手に引き受けておりました。

ボクはその店は初訪問だったのですが
カウンターの中の店員は
「また始まったか」
とうんざりした空気を出しております。

しかしまぁ、なんですな。
どうしてこんなに間違ったことを自信満々に言えるのでしょうかね。

その人が店を出たあと、お店の人が
「あの人、ちょっと癖があるんですよ、、すみません」
と変わりに謝ってきましたが。

「普段は何をやっている人なんですか?」
「あー見えて、小児科の先生です」

あー、大丈夫かな、日本?

仮に酒場のネタとして敢えて嘘を言っているならまだしも(それでも十分面倒だけど)ま、聞いている感じだと、その人は自分が言ったことをホントに信じきっている感じではありましたね。もし、ボクが騙されているのであれば、相当な演技派ではありますな。

ま、演技派ではない前提で話を進めますが、主観的ではなく客観的な事実を間違ってボクが言ってしまったら、希望的観測ですが、きっと周りの人が咎めてくれるんだと思うんです。
(そう信じたい)

もちろん、主観的なことは色々な意見があっていいと思うんですが。

そして、そうであるということを前提に話をさらに進めるならば、その人は友達がいない孤独な人か、周りのだれもが肯定しかしない(意見を言えない)裸の王様か、その人の周りが全員バカだということでしょう。

孤独なのは罪ではないし、別に友達なんてたくさんいなくてもいいとは思うけど、その人の話の端々には友達が出てきているので友達がいないとは思えない。
また、現実的に裸の王様状態というのも、その人の人柄からすると考えにくい。

結局はその人の周りの人が全部バカなんでしょうね。
これは結構厄介ですね。
おっさんんの周りにおっさんと同じような人たち。
ひとまず、そんな飲みの席には遭遇したくないですな。

自分のことはよくわからないけど、周りにいる人たちは自分のことを映す鏡なのかもしれませんなぁ。

写真:これどこだっけな?倉敷??

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?