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心配性と自尊心

なにかをやろうとする際に
「そんなのは浅はかだ、考えが足りない!」
みんなそうかもしれませんが、ボクはそう言われるのは結構嫌いでした。
 
詰めが甘い、思慮不足・・・。
昔から人一倍そういう指摘をされてきたからかもしれませんが、その意見に対して過剰に敏感だった気がします。
 
その結果どんどん心配症になって、何かをする際に必要以上の手回しや考慮をしてしまうわけです。
 
例えば、、、
電車に乗ろうとしても追突事故が起こるんじゃないか?
だとしたら先頭車両ではなく3輌目よりも後ろに乗ったほうがいい。
でも後ろからも追突される可能性があるから真ん中くらいがいいのかも。
 
海辺に行く際は津波が来るかもしれない。
もし津波が来たらあそこの高いビルまで走ろう。
あそこのビルが間に合わないのであればこっちのビルであれば多少低いけどなんとなかるかもしれない。
 
飛行機に乗る際は後ろの座席のほうが生存率が高いみたいだ。
早めにチェックインしてできる限り後ろの席に座ろう。
やばっ!繁忙期で満席。
次の便にしようかしら。ダメなら祈るしかないな(ソワソワ)。
 
仕事で現場の入り時間が15時。
なにかあるといけないから14時30分には着いていたい。
でも、電車が遅延したらどうしよう?
あと忘れものをしていたり途中で必要なものが出てくるかもしれないから、
もうちょい早めに着いていたほうがいいか。
家を出る際にガスやストーブは消したか?
たばこはちゃんと消えているか?
駅まで来ちゃってけど、不安があるよりマシだ。
不安だからもう一度戻ってみよう(たいがい消えている)。
 
イラストの締め切りは○月○日。
熱が出たり、怪我をしたらどうしよう。
予定より早めに進行しよう。
途中まで描いた絵はバックアップしなきゃ。
でも、バックアップした外付けHDが壊れるかもしれない。
じゃ、保険でサーバにも上げておこうか。
それだけだど不安だから、もうひとつHDにコピーを上げておくか。
HDは地震が来るとやばいから物が倒れてこないところにおかなきゃ。
あ、台風が来てるみたいだから養生テープで窓を補強しなきゃ、、、、
 

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