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ポール・バターフィールド・ブルースバンドの名盤『East-West』を聴きながら、人生は次のフェーズへ

コロナ、少しづつ終わりに向かっているのでしょうか?
居酒屋さんやイベントも徐々に昔のように戻ってますね。

そして、世の中が昔のように戻って来ている感じを体感するにつれ、どんどん自分が置いてかれていっているような気分になりますな。

これは単純にコロナに関係なく年齢的な問題で、たまたまその年齢に差し掛かったときにコロナ禍になっただけなのかもしれなくて、暗闇から急に目の前が開けたら誰もいなかった、、、みたいな落差なのかもしれませんが、いずれにしても居場所がなくて所在がない感じはありますね。
もちろん職業の問題もあって、ボクのような仕事ではない人の場合は同じ年頃でもまた全然感じ方は違うことでしょう。

つまり平たくいうと今までの人生はもう違うんだろうな、ということですね。

これまでの人生のスタンス、
例えば
デザイナーやイラストの仕事をやること、
広告制作会社をやること、
ミュージシャンをやること、
これらは全て『もう違う』人生になってしまったなぁと強く感じます。
(別の↑のことを辞めるわけではないですが)

そして、それに納得いかなくて歯を食いしばってまた一から頑張るという気持ちもなく、かといって悲観的になっているわけでもなく、思うことは

『人生が次の展開に入ったんだなぁ』

ということです。

野心はなくなり、地道に生きていければそれでいいという、書いてしまえばなんてことない、
というか、よくよく思い返してみると
いかに楽して一発千金を狙おうかと思っていた今までの人生に改めて気づかされて恥ずかしくもあります。
ま、そんなギャンブル性の高い生き方もアリではあるけれど。

これからはもっともっとシンプルに地に足をつけて生きられればいいですね。

そう思っていると不思議なもので聴く音楽もどんどんシンプルになって、この頃は60年代のエレクトリックブルースばっかり聴いていて、そんな流れでこないだ久々にポール・バターフィールド・ブルースバンドの名盤『East-West』を聴いたのですが、やっぱマイクブルームフィールド(ギタリスト)ってスゲーっす。
ちょっと狂気じみていて音が多少アウトしても、いや寧ろアウトしてもいいから、その熱いたぎりをもっと聴かせて下せませ、お代官様〜〜!!と思ってしまうほどです。

んなわけでブルースを聴いて、暇に身を任せて実験的にいろんなカレーを作っている毎日で(なぜこんなにカレー作りにハマったのかは謎ですが)、ここ何ヶ月かカレーのことばっかり考えてます。

いま、カレーっていろんなのタイプのがあって、副菜盛り盛りのこだわりまくりのスパイスカレーから、欧風カレー、チェーン店のカレー、昔ながらのカレー、蕎麦屋のカレーなどなど、、、、挙げたらきりがないのですが、個人的には丁寧に作っているけどそんなにお高くなく、手軽に食べられるスタンドカレーのようなものが作れればいいなぁと思います。

だけど、それだけでは面白くない。
なにか新しいアイディアはないだろうか、、と思って『East-West』の中のタイトル曲「East-West」を爆音で聴きながらウォーキングをしておりました。

ジャズロック、ブルース寄りのインプロの曲の中で突然展開されるマイクブルームフィールドのインド音階を織り交ぜたフレーズ!

『こ、これや!!』

ワタシは雷に打たれたようにその場に立ちすくみました。

いや、正直にいうと立ちすくんではいないのですが、
とにかく!
「East-West」のギターソロのごとく文化を混ぜ合わせるカレー、
つまりご飯を境にして西のカレー、東のカレーを配置してみるのはどうか、と。

そして食べ進みながら国境(ごはん)をなくしていき、2つのカレーが混じり合うとき、
それ即ち、平和の象徴!
それまさしく、『East-West 平和カレー!』

そういうものを作ってできるだけ安い値段で提供できれば喜ばれるのではないのかしら??

余談ですが、ボクの生まれ育った三重県は本州の真ん中あたりに位置していて豚肉ベースのカレーと牛肉ベースのカレーの境目らしく、ご飯の両サイドにそれぞれのカレーがかかった合いがけカレーというものを名物にしております。
(子供のころ、そんなものはなかったけどね)
そんな地元の合いがけカレーよりもはるかにスケールのデカい『East-West 平和カレー!』
なんだかわからんけど、うまくいけば面白そうではあります。

ただ、このカレーに大切な西側と東側のカレーがまだ完成していないという根本的かつ重大な問題がありますので、これから色々勉強して問題を迅速に解決しないとですな。

写真:昔みた棚田

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