見出し画像

LED ライトの表面が黄色いのはなぜ?|Solid State Lighting Vol.1

残り5

撮影用のライトなんとなくで選んでませんか?この特集では、青色 LED の発明で塗り替えられつつあるライティングの新常識「Solid State Lighting」の基礎を学んでいきます。

1|LEDライトの表面が黄色いのはなぜ?

Aputure Light Storm シリーズをはじめ、人気の LED ライトの発光面をよく見るとどれも黄色くなっています。ARRI Sky Panel には黄色いスクリーンが貼られたモデル(RP)もありますが、その理由は何なのか?

画像1

📄 Aputure Light Storm 600D Pro

画像6

📄 ARRI Sky Panel S60-RP

当記事は、動画制作のオンラインサロン 『UMU TOKYO』で公開されたものです。記事の限定公開を目的に有料化しています。
公開日:2021/2/7
https://community.camp-fire.jp/projects/view/231393

2|光の基礎

まず光の色を理解するために重要なポイントとなるのが「波長」です。光は波長(wavelength)の数値によりその色が変わっていきます。

画像13

人間の目に見える光を「可視光線」と呼びますが、その中で最も波長が長いのが赤色です。黄色、緑、青と続いて最も波長が短いのが紫色になります。目に見えない領域では、赤の先には赤外線IR)、紫の先には紫外線UV)があります。

この連続する波長の分布をあらわす「分光スペクトル」は、LED をはじめ光の色を理解する上で重要なものとなります。

ここから先は

3,489字 / 10画像

¥ 250 (数量限定:残り 5 / 10)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?