山口義治審判員の2020シーズン

こんにちは。umpire  fanです。
今回は、山口義治審判員(関東・12年目)の2020シーズンについて、ド素人が勝手に振り返っていきたいと思います。

まずは出場試合数などのデータから。
6月...0試合 7月...5試合 8月...10試合
9月...13試合 10月...16試合 11月...6試合
計50試合出場(球審11試合)
通算364試合出場(今シーズン含む)
リクエスト変更率...(3ー3)50.0%

6月の出場試合数を見ても分かりますが、山口審判員は開幕ロースターから外れました。この点で同期入局でロースターに入った芦原審判員とは対照的なスタートだったと言えます。7月の出場も5試合と、数が伸びていませんでした。
しかし、8月の班変更で笠原班だった嶋田審判員が移籍するとそのポジションに定着。特に10月は16試合出場と、レギュラー級と変わらない出場試合数をマーク。レギュラーシーズン最終戦となった11/14の横浜ー読売戦にも出場し、出場試合数を50に乗せました。年次や年齢もありますが、開幕ロースターを外れた審判員としては最多の出場試合数です。

続いて、今シーズンのトピックスについて。
山口審判員の今シーズン最大のトピックは、なんと言っても巨人戦での初球審でしょう。
当該試合は10/27の横浜ー読売戦(横浜)でクルーは、球審:山口、 一塁:森、二塁:秋村、三塁:原 の四氏でした。この試合でのBCRは5.4%と、巨人戦初球審でありながら素晴らしいパフォーマンスを発揮されています。
なお、4日前の10/23には読売ー阪神(東京D)の伝統の一戦に三塁塁審として初出場。同カードでは二塁、一塁塁審も務められており、初球審のカードと合わせて2カード連続で巨人戦を担当されました。
ちなみに、2009年入局の審判員は他に長井・芦原の両氏がいらっしゃいますが、巨人戦初球審は山口審判員が第1号となりました。

最後に、来シーズンの展望について。
審判員の第一次定年は55歳とされていますが、関東地区は既に森シニアクルーチーフが56歳。そして今季、笠原クルーチーフが55歳を迎えられました。両氏の来季の役職がどの様になるかは分かりませんが、年齢を考慮して出場試合数が減少することは十分考えられます。また、佐々木クルーチーフが定年まで4年を残して退職されたため、ロースターが一つ空いたことになります。
私は順当に行けば、来年このポジションに山口審判員が入られる可能性が高いと考えています。今季、巨人戦でもある程度経験を積まれたことで、上層部にとっても山口審判員の起用にあたって制約がなくなりつつあると言えます。もちろん、完全に一軍へ定着とはいかないでしょうが、今季の原・村山・市川の各氏(出場試合数は69・70・72)のような活躍が期待できるのではないでしょうか。

山口審判員をはじめとした2009年入局の御三方は、現状パ・リーグが採用した最後の審判員となっています。何かと元セ・リーグの審判員に押されがちな現在の審判部において、御三方には元パの意地を見せていただきたいですし、山口審判員には同期の最年長として引っ張る姿を期待せずにはおれません。来季のさらなるご活躍に期待しましょう!

ここまで読んでいただきありがとうございました。また暇があれば書こうと思います。

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