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福島移住録#2 引っ越し方法の検討

大量の本もあるので、普通に引っ越し業者に依頼すればよいかと思い、複数の業者に見積だけ出してもらったのだが10万弱くらいはする。このところ物流業界も大変なので、適正な価格にしてもらいたいとは思うものの、単身者の引っ越しでそこまで使うのも気が引ける。

いろいろ調べてみると、2つほど対策が出てきた。

一つ目は、移住支援策の利用である。
第二次安倍政権で始まった地方創生やコロナ以降のテレワークの普及などを背景に、地方移住を促進するために自治体があの手この手の支援策を行っている。福島もご多分に漏れず、いろいろと支援メニューがあり、その中に引っ越し費用の補助というのがあった。

引っ越し費用の半分が補助の対象になるという優れものであるので、利用を真剣に検討したのだが、よくよく利用要件を見てみると「本市に住民登録した後、継続して5年以上居住する意思がある方」とある。私の場合、雇用契約は有期なので、客観的に5年以上継続すると言い難いし、自分もその気があるかと言われれば微妙である。書類が面倒なことになりそうなので、見送ることにした。

もう一つが、宅配便の単身パックの利用である。
単身者や荷物が少ない人向けにクロネコヤマトや日本通運などが提供しているサービスで、引っ越し業者のように1つの引っ越しで1つのトラックを使って運ぶのではなく、他の人の荷物とまとめて運ぶため比較的安価になっている(その代わり、最短でも転居先への荷物の到着は翌日以降になる)。
見積をとったところ5万円強で「アリだな」と思い、今回は単身パックを利用することにした。

さて、単身パックを利用する際の留意点は運べる荷物の量に制限があるということだ。追加料金を払えば、もちろん運べるのだが、それでは割高になってしまう。できる限り、荷物を減らさなければならない。
既に述べているとおり、本のせいでそれなりに荷物は多い。それ以外で大きい荷物を減らしたい。白羽の矢が立ったのは家電であった。

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