攻殻機動隊とWシリーズ

 ゴールデンウィークは自粛・STAY HOMEでしたので、時間ができたので。以前から気になっていた”攻殻機動隊”を観ました。

以前にスカーレット・ヨハンソン主演のハリウッド版を映画館で観た事があったので、世界観は知っていましたが思いの外作品が多く観る順番に悩みました。

大体の作品を観た後にふと思った事がありました。私が敬愛している作家の森博嗣先生の小説”スカイクロラ”の主人公の名前に似ている気がすると。見返してみるとスカイクロラの主人公は”草薙水素”、攻殻機動隊では”草薙素子”・・・似ているレベルではありません。ネットで調べてみればびっくり、森博嗣先生が攻殻機動隊のファンらしいです。その他にも犬の名前が同じだったり、映画版の監督を同じ方にされてたり、結構影響されているみたいです。有名な話らしいのですが、作者の裏話には普段目を通さないようにしているため無知でした。

それを知った後では完全に攻殻機動隊の虜になってしましいましたが、はて、ここで少し違和感。スカイクロラ以上に似ている物語があるような気がしました。それが、同作者のWシリーズ!!!


ハギリ・ゾーイを主人公とした”彼女は1人で歩くのか?”をはじめとする全10作品で続編のWWシリーズは現在まだ続いている。内容はウォーカロンと人間の差異の研究している研究者ハギリがある日突然襲われて、情報局員であるウグイ達に助けられたり、新たな謎を解決したりする話である。

攻殻機動隊では全体義体・身体の拡張を行い、Wシリーズでは身体のパーツ入れ替え・拡張を行っている上にトランスファやウォーカロンの台頭が激しくさらにナチュラルな人間が少なくなり、子供が生まれなくなる世界が出来上がっている。

要するに身体の改築を予想する近未来話なのだが、内実は自己の哲学にも及ぶのである。

全然まとまらなかったのですが、両方ともいい作品なのでぜひに。