ご飯は幸せですか

「人生の残り時間から逆算するご飯の回数を考えると一食たりともハズレを引きたくない」
という趣旨の文章を読んだのです。
書いておられたのは私よりだいぶ年上の方でしたが、激しく共感しました。
別にグルメぶりたいという訳ではなく、高い安いに関係なくうまいものが食べたい。
貧乏舌なので、高価なステーキ（発想が庶民）などは脂で胸焼けします。
適量ならいいけれど。
その私が久々にハズレを引きました。
あああ。
久々に会った知人から勧められて、最近は毎朝野菜と豆腐のスムージーを丼いっぱい作って食べます。
カリッと痩せた彼女は
「痩せるとキレイになるわよぉ」
と魅惑的にほほえみました。
ボディ・ポジティブという考え方を知って太った私も嫌いではなくなりましたが、なにせ眠っているとき心臓が痛くなって起きちゃうのです。
健康のためにもこれ以上太ってはならぬ。
その日のスムージー、材料は適当ですが、たぶんゴーヤと何かの食べ合わせがダメだった。
食べて数時間、吐き気がクレッシェンド、さらに大きくなっていき、ついには最高潮になって、トイレの住人となり上から下から大騒ぎしました。
味自体はほのかな苦みがあって悪くなかったのですが、もうゴーヤはスムージーに使わない。
その、出すだけ出した後の妙な空腹、消化器官がめちゃくちゃ弱っているのになぜか体が何かを欲している時に母が作ってくれたにゅうめん。
一年前のそうめん、めんつゆは市販品、どこをとってもグルメ要素はなかったのに不思議と最近で一番うまいと感じました。
その後胃に負荷がかかったせいで七転八倒する。
一食抜いたら次がもっとうまかったのでしょうか……。