UMITO Partners

「おいしい」漁業がつづく社会を ―。 ビジネス×サイエンス×クリエイティブの強みと国内…

UMITO Partners

「おいしい」漁業がつづく社会を ―。 ビジネス×サイエンス×クリエイティブの強みと国内外の専門的ネットワークを活かし、生産現場に寄り添った解決策のデザインを行います。 https://umitopartners.com/

最近の記事

サステナブルな漁業に取り組む漁師さんを飲食店で応援!d47食堂とThe Blind Donkeyにて「サステナブル・ミズダコフェア」開催

「おいしい漁業が続く社会を」をコンセプトに、サステナブルな漁業・養殖業の推進を行う株式会社UMITO Partners (所在地:東京都渋谷区、代表取締役:村上春二)は、47都道府県の生産者から仕入れた食材を扱う「d47食堂」(東京都渋谷区)と持続可能な仕事を目指す生産者さんから仕入れた食材を扱う「The Blind Donkey」(東京都千代田区)2店舗とコラボレーションし、2022年7月末まで「サステナブル・ミズダコフェア」を開催します。 期間中は、当社と共に漁業改善プロ

    • 【採用】サスティナブルな漁業を目指すソーシャルベンチャーで、新規事業開発担当者/プロジェクトマネージャー募集!

      UMITO Partnersは、ウミとヒトとが豊かに共生できる社会を目指し、 適切に資源管理された漁業に取り組む生産者をビジネス・サイエンス・クリエイティブ面でサポートするプロフェッショナルチームです。 環境団体出身のメンバーや、科学者、組織開発のプロ、ファッション業界からの転籍組など、多様な7名のメンバーで構成されており、漁業者だけでなく、シェフや地方自治体、企業らとの協働を通じ、本質的かつワクワクするような事業の創出と伴走を行っています。 会社設立から10ヶ月、事業拡大

      • 宮城・女川ギンザケAIP

        結果 日本で初めてギンザケのASC認証を取得しました! 日本初のAIP(養殖業改善プロジェクト)である「宮城女川・銀鮭AIP」は2020年6月に日本で初めてギンザケのASC認証を取得しました。 プレスリリースを見る 背景 女川町は宮城県北中部の三陸海岸に位置しています。水深が深く主要な海流が交わる周辺海域では牡蠣やホタテ、海苔などの養殖業が盛んな日本でも有数の好漁場です。本プログラムを行う株式会社マルキンは1977年に国産のギンザケでは初めて事業レベルでの養殖を成功させ、以

        • 那智勝浦ビンチョウマグロ延縄FIP

          背景 和歌山県那智勝浦港は生鮮まぐろの水揚日本一を誇る港であり、マグロは古来から地域経済・文化にとって非常に重要な存在であり続けてきました。しかし世界的にマグロ類の漁獲量が減少し、那智勝浦でも2000年代からクロマグロの漁獲量が減少しています。 そこでマグロの買付加工会社である株式会社ヤマサ脇口水産は持続可能な方法で生産された水産物のみを扱う自社独自の調達方針を策定し、さらに2012年にはビンチョウ、メバチ、キハダおよびクロマグロを対象としたMSC予備審査を受けました。 概

        サステナブルな漁業に取り組む漁師さんを飲食店で応援!d47食堂とThe Blind Donkeyにて「サステナブル・ミズダコフェア」開催

        マガジン

        • UMITO×生産者
          8本
        • スマート水産業
          2本

        記事

          【プレスリリース】熊本県海水養殖漁業協同組合および浦田水産株式会社にてマダイASC認証取得、近日販売予定

          【プレスリリース】熊本県海水養殖漁業協同組合および浦田水産株式会社にてマダイASC認証取得、近日販売予定

          +4

          【プレスリリース】ヒルトン、シーフードレガシー、UMITO Partnersが覚書締結

          【プレスリリース】ヒルトン、シーフードレガシー、UMITO Partnersが覚書締結

          +3

          HOTERES EXPO 2021:食の選択肢ニュースタンダード:サステナビリティを語る

          先日、UMITO Partners 代表の村上がパネリストとして登壇した「HOTERES EXPO 2021」パネルディスカションの様子についてご紹介したいと思います。 HOTERES EXPOとは HOTERES EXPOとは、ホテル業界向けの製品やサービスの展示会&シンポジウム。昨年は新型コロナウイルスの影響で開催は見送られたましたが、今回はリアルとオンラインのハイブリッド展示会として開催されました。 今年のテーマは: 「近未来のホテル改革」 〜柔軟にそしてイノベ

          HOTERES EXPO 2021:食の選択肢ニュースタンダード:サステナビリティを語る

          海の日

          7月22日は「海の日」。 皆さまはこの祝日の由来はご存知ですか? 国土交通省調べたところ、「海の日」は 【海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日】 豊かな海とその恩恵を次の世代に引き継ぎ、日本が海洋国として末長く発展していくために、国民一人一人が海への関心と理解を持ち、海と日本の未来について考える日。 6月8日の「World Oceans Day(世界海洋の日)」もありますが、「海の日」を国民の祝日としている国は他に例がないらしいです。 古来から、海

          生産者と企業の想いから生まれたサステナブルなカキ漁業

          〜「広島カキ漁業改善プロジェクト」MSC認証本審査入り〜 日本のカキの生産量の約2/3を誇る広島産のカキをサステナブルにしたい。 そのような日本生活協同組合連合会そして広島県呉市を拠点とする倉橋島海産株式会社をはじめ5つの漁業者で結成されている「 広島カキ共同体」を実現するべく、2020年1月に「広島カキ漁業改善プロジェクト(FIP)」を弊社と関係者で発足しました。 サステナブルな漁業を目指すプロジェクトである漁業改善プロジェクト(FIP:Fishery Improve

          生産者と企業の想いから生まれたサステナブルなカキ漁業

          「Ocean to Table Council」設立のお知らせ ~海の豊かさを守り次世代へ繋ぐ~

          この度、アイエックス・ナレッジ株式会社、海光物産株式会社、株式会社シーフードレガシー、テクノ・マインド株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社、株式会社ライトハウス、楽天株式会社(50 音順)の7社は、“サスティナブルな漁業”の実現に寄与することを目的とした協議会「Ocean to Table Council」を 2020 年 10 月 1 日付にて設立いたします。 ■「Ocean to Table Council」の概要 地球温暖化や水産資源の乱獲等により、いま世界の漁業は

          「Ocean to Table Council」設立のお知らせ ~海の豊かさを守り次世代へ繋ぐ~

          Ocean to Tableプロジェクト:ブロックチェーンで漁業をサステナブルに

          7月16日に日本アイ・ビー・エム(株)(以下:日本IBM)と同社がコーポレート会員となっている、ブロックチェーンを活用した新事業の支援などを行う(株)ブロックチェーンハブが共催するウェビナー「エンタープライズ領域におけるブロックチェーン – 社会課題の解決に挑戦するブロックチェーン活用例」が開催されました。ブロックチェーンは開発当初は仮想通貨の取引に用いられる技術というイメージが強く持たれていましたが、現在では商用化が進み、世界各国の様々な業界でこの技術を活用したプロジェクト

          Ocean to Tableプロジェクト:ブロックチェーンで漁業をサステナブルに

          熊本マダイAIP

          背景 日本全国第二の養殖マダイ生産地である熊本県では、主に天草上島・下島の周辺と本土側の芦北地方周辺の恵まれた沿岸地形と海況を生かし、昭和40年頃(1965年頃)から魚類養殖業を発展してきました。そのなかでも、年間約10,000トンの収穫量がある養殖マダイは同県の主要養殖業の一つであり、県の収穫量における魚種別占有割合の5割以上を占めています。 また、県が推進している熊本県適正養殖業者認証制度により、国産の種苗の利用、養殖日誌の記録、定期的な医薬品残留検査などのルールなどを徹

          熊本マダイAIP

          気仙沼ヨシキリザメ・メカジキ延縄FIP

          背景 気仙沼の生鮮メカジキの水揚げ量は全国一位。2019年には全国の約3,033トンのうち73%の約2,221トンが気仙沼で水揚げされています*。ヨシキリザメも気仙沼が全国の水揚げ量第一位の魚種で、伝統的に余すところなくふかひれの他、身は「すり身」にして「はんぺん」などに、また工芸品としても利用されてきました。 このFIPを実施している気仙沼遠洋漁協は北西部太平洋でメカジキ、ヨシキリザメを獲っていますが、最近の科学委員会の報告によるとどちらも過剰に漁獲されておらず、資源も枯

          気仙沼ヨシキリザメ・メカジキ延縄FIP

          広島カキFIP

          背景 日本のカキ生産量の2/3を占める広島県の海域は、地形、潮流、水温などカキが大きく成長できる条件がそろう日本でも有数のカキの産地です。広島県でもトップクラスの生産量を誇るのが倉橋島海産株式会社。1962年創業時からカキの生産を始め、現在は広島湾南西部と中部5つの漁場で、生産から加工までを一貫して手がけています。 これまで食の安全・安心に注力してきましたが、環境に配慮したカキの生産を日本一の産地である広島でまずは始めたいとの思いから、長年の販売先でもあり近年積極的にサステナ

          広島カキFIP

          北海道苫前樽流し漁・ミズダコ FIP

          背景 北海道の日本海北部に位置する苫前町は風力発電や一次産業が盛んな自給率の高い港町で人口の10%以上が漁業に従事しています。本プロジェクト地域のミズダコは通年漁獲可能ではあるものの、来遊時期と資源保護を考慮し、自主的に漁期を3月から6月、操業時間を午前5時〜午後2時と決めて操業しています。漁法は混獲も極めて少ない古き良き海に優しい、樽流し漁法です。苫前の樽流し漁は比較的漁獲量も安定し、北留萌管内樽流しの約25%を占めている一方、ミズダコの漁獲量は2006年〜2014年の間に

          北海道苫前樽流し漁・ミズダコ FIP

          東京湾スズキFIP

          背景 江戸前の食文化を形成した魚のひとつスズキ。旬は夏で、年間を通じて中型巻き網漁業や小型底引き網漁業により主に漁獲され、日本で最もスズキが漁獲される地域となります。 ただその背景にはスズキ以外の対象魚種の資源そして漁獲量や生産高の低減、それゆえの漁業者数の減少など多くの課題が残ります。 スズキ漁業に依存する地域漁業者そして荷受けとして資源を次世代に残し、巻き網漁業を持続可能な漁業として継承したい想い、水産資源と経済性の両立、そして2020東京五輪をひとつの契機と捉え、海光

          東京湾スズキFIP