ニックネームを語ろうheldio#821

 英語史の輪#25(8月25日放送)、さらに通常回#821で「ニックネーム」についてリスナーのコメント募集。それらのコメントを9月3日(日)19:00から生放送予定。
 今回は、今までのコメントの中からニックネーム作りの骨格になりそうなものを整理、さらに実践とばかりheldio関係者のニックネームを考えてみた。

1.ニックネームの目的とは?

 人はなぜニックネームをつけるのだろう?この壮大なテーマにこれから取り組んでいくのだが、取り急ぎリスナーさんのコメントから該当しそうなものをを拾ってみた。
 「親密化意図」「愛情表現意図」「連帯意図」「差(区別)別意図」「蔑視意図」
 「省力意図」「印象付け意図」
 ※各々の切り口(レベル)が違うので重なり合うことも多い。他にもありそうだ。
 ※本日朝(9月3日の通常回で、khelfメンバーの川島さんが「初対面で何人かでご飯食べることになったとき、あだ名決めない?と提案している。」とのこと。これは凄い!何がすごいかというと二つある。一つ目は、自己紹介を兼ねるているということ。あだ名を決めるためには各々の履歴、趣味などが必要となる。つまり自己紹介を兼ねることになる。もっとも普通の自己紹介ではない。普通の自己紹介の主導権は本人にある。よって出し惜しみなどにより、今後付き合うにあたっての満足する情報が得られないことがある。しかし、ニックネームの主導権は周囲にある。ニックネームに必要だからと情報を聞き出すことができる。そういう意味でこれは「他人がする自己紹介」だ。しかし、もう一つがすごい。普通、初対面のときはお友だちとしてどうか?品定めをするステップ。しかし、これはある意味お友だち宣言。お友だちになってから考えればいいじゃん、という逆説的発想である。これだと友だちも増えるだろう。これはもはやニックネーム云々を超えて人生哲学かも?ともかく言えるのは、川島学生は「コミュニケーションおばけ」である。

⒉.ニックネームの作り方

①姓名が元になる場合

 イ)「りーみん」さんのコメントから。
 ・先頭切り出し       例)かずや→かず
 ・先頭切り出し+末尾付加  例)さちこ→さっちゃん
 ・先頭付加型        例)まつ→おまつ、侍ジャパン(シューちゃん)
 ・末尾反復型        例)まゆ→まゆゆ 

 ロ)「koさん」のコメントから。(サンプルはkoさんの愛犬「サスケ」君)
  さらに、好意的なときに呼称が伸び縮みする
 ・字数が短くなるパターン→サス、スケ、チュけ
 ・字数が長くなるパターン→サスサス、チュチュ、チュ太郎、サスのスケ太郎
 ・字数が多くなるパターン→いっぱいあるそうです。

 ハ)オノマトペからつける
  掃除用品…「コロコロ」(Graceさん)
  緩衝材…「プチプチ」(Annaさん)
  カート…「ゴロゴロ」(リリみさん)

 例)堀田隆一先生
 ・先頭切り出し → りゅう、ほっしゃん
 ・先頭切り出し+末尾付加 →りゅうちゃん、りゅう君、りゅうさん
 ・先頭付加型 →おりゅう、
 ・末尾反復型 →りゅうりゅう
  さらに親しみが増すと
 ・字数が短くなるパターン →りゅ
 ・字数が長くなるパターン →りゅうりゅう
 ・字数が多くなるパターン →りゅうティーチャー、りゅうチューバー
 ・オノマトペからつける  →

②「ひととなり」が元になる場合
 対象者の性格、見た目、職業、特技などから属性を抽出、さらに個々の属性のもつイメージから適当なワードを見つけてその中から選ぶ。 
 代表的なものとして、「ひととなりの凝縮化」をあげる。(ここで「ひととなり」とはその人の性格、見た目、職業、特技などを含む)その効果ゆえいじめに使われるリスクもあるが、日本特有?かもしれない。なお、キャッチコピーとの境目はビミョウー。
 ※「ひととなりの凝縮化」のパターンは二つ。
  ①有吉弘行がつける「あだ名」(umisio選抜)
  ・フットボールアワー後藤→病気のカラス
  ・サッカー 武田修宏  →スケベなタラちゃん
  ・元 嵐 大野智    →気の毒坊や
  ・V6  岡田准一     →キレイなゴリラ
  ②エンタの神様・キャッチコピー
  ・友近→変幻自在のキャラ姉さん
  ・波田陽区→さすらいのギター侍
  ・狩野英孝→勘違guyのナルシスト
  ・陣内智則→笑いのニューウェーブ

 例)堀田隆一先生&コンテンツ名
  (先生の属性)
    英語史、研究者、声がいい、ブログとvoicyを毎日更新、ビール大好き、
    開始にビール缶のプシュ音、かんぱーい発声、堀田バー、研究社に「なんかくれ〜」
  (コンテンツの属性)
    「英語史の輪」…はじまりと終わりに「へるわ〜」発声、
     配信開始の「へるわ〜」で一回目の脱力→リラックスして聴く。終わりの「へる 
     わ〜」で完全に脱力、そのまま熟睡。
     なお、「食事中に「へるわ〜」を聴いてご飯を吹き出した。」「運転中に「へる   
     わ〜」で眠くなり事故を起こしそうになった。」との声が多数寄せられている。 
     食事中、運転中の視聴はご遠慮ください。

  (属性のイメージ)
    英語史→マイナー、地味、硬い、脇道などなど
    ブログなどの毎日更新→巨人、モンスター、お化け、
    放送でビール→ながら族、
    声が魅力→音声限定
    プシュ音、かんぱーい発声→
    おねだりする→宣伝したら何かしらの…暗に要求
    「へるわ〜」→脱力感、副交感神経アップ 
     ↓  
    それらを単独、あるいは組み合わせる
     ↓   
   ・英語史+毎日更新→「英語史おばけ」
   ・英語史(地味)→「ジミー(英語風に)」、ジミーちゃん
   ・放送でビール→「プシュおじさん」(缶ビール)、「かんぱいおじさん」、
    「一杯野郎(やろう)」、
   ・声が魅力→音声の貴公子、声だけ福山、音声限定パーソナリティ
   ・なんかちょうだい→おねだる(り)先生、
   ・「英語史の輪」→「脱力タイムズ」

3.ニックネームを作ってみよう!

 とにかく実践!ニックネーム作りに挑戦してみよう。まずは、heldioの関係者の胸をお借りして。リスナーの勉強と英語史の発展のためどうぞお許しください。

【YouTube共演の井上逸平先生】
  堀田先生の同僚・井上先生。大学の先生に見えない気さくさが魅力。それゆえにニック
 ネームは無数に出てきそう。愛されるゆえに湧き出すニックネーム案。というわけで笑っ 
 てお許しください。
 (属性)気さく、普通の人、英語の先生?、素朴、正直、社交的、誰とでも話せそう。
 (属性のイメージ省略)
・「そこで会った人」「さっき会った人」…井上先生と楽しそうに立ち話をしていた友人 
  に「さっきの人だれ?」と訊いたら「そこで会った人」「さっき会った人」と返ってく 
  る。誰とでも仲良くなれる特性を表現
・「付いてきた人」「気づいたらいた人」…二次会に行くと、「今日はどんな話して
  くれるの?」とニコニコしながら話しかけている人がいる。「あの人だれ?」と訊く 
  と「ここに来る途中付いてきたみたい。」
・「英語が苦手そうな英語教師」「世界でもっとも英語教師に見えない英語教師」
  …「能ある鷹は爪を隠す」と思ってお許しをば。

【まさにゃん】
(属性)スベル、暴走する、歌う、ユーチューバー、ジャック、
(属性のイメージ)割愛
 「きくぞうJr.」「もし模試まさにゃん」「古英語模試男」「メディアジャッカー」
 「スネ夫リサイタル」…他人のメディアで英語詩の朗読。大物感はないのでスネ夫。
 「古英語のお兄さん」(「体操のお兄さん」のノリで)
 (コンテンツ)「スベル古英語」「古英語期へ暴走しよう」

【ふじっこのおまめさん】
・メタファーお化け
・むっつりおもろ姐さん…真面目な風で超おもろい話題を放り込んでくる。むっつりスケベの「むっつり」から借用して命名。

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