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umisio
2023年7月12日 14:53
今回もストラング「遡及的記述」を背景にしながら日本史の問題点を探っていく。 「史料主義」とは、日本史研究者たちが外部からの考察を「史料が存在しない」という一点で否定する姿勢を指して使われる。一体どういう場面で使われているのか?今回から、その「史料主義」の実態に迫っていく。 今回まな板にのせるのは、中世史が専門の呉座勇一氏の著作「日本中世への正体」。呉座氏は2016年「応仁の乱」(中公新書)が