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現代日本史の問題点

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時系列記述による歴史記述「はじまり」からスタートする。そして、原因→因果を繰り返し現代にいたる。しかし、そも.そも歴史に「はじまり」なんてない。それでも強引に「はじまり」を設ける…
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#呉座勇一

ストラング「訴求的記述」で日本史の問題点を探る。日本史研究者・呉座勇一編①

 今回もストラング「遡及的記述」を背景にしながら日本史の問題点を探っていく。
 「史料主義」とは、日本史研究者たちが外部からの考察を「史料が存在しない」という一点で否定する姿勢を指して使われる。一体どういう場面で使われているのか?今回から、その「史料主義」の実態に迫っていく。
 今回まな板にのせるのは、中世史が専門の呉座勇一氏の著作「日本中世への正体」。呉座氏は2016年「応仁の乱」(中公新書)が

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