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世界一周 9日目🇨🇭 リギ山-ルツェルン

チューリヒ中央駅を訪れた。
スイス・トラベル・パスを買うために。

「スイス・トラベル・パスが欲しくて……」
「行くところによっては、他の手段の方が安くなるかもしれない。どこ行きたいの?」
「あんまり決まってないんだよね。今のところノープラン」
「じゃあまず、ツーリストインフォメーションに行ってみたら?」
「せやな」

というわけでツーリストインフォメーションへ。
受付の人は「山が見たい」と言うふんわりした私のリクエストに答え、親切におすすめの場所を教えてくれた。
スイス・トラベル・パス(3日間)も買えた。
これで電車乗り放題だぜ。

しかも私、若いからちょっと安い。

受付の人は行き帰りの電車の時間まで調べてくれた。
最高じゃん。毎日通おうかな。

今日はリギ山に行くことにした。
電車に乗る。

電車

コーヒーマシンがあっておしゃれな車内だ。

車内

たくさん軍人さんが乗ってきて、スイスを感じた。
車窓は次第に田舎に、そして大きな湖と山々が見える。

車窓

風景を見ていたら、あっという間にアルト・ゴールダウ駅についた。
ここから先は登山鉄道に乗る。

登山鉄道

出発した登山鉄道はゴリゴリと急勾配を登っていく。
山頂付近にはまだ雪が残っていた。

雪が残っている

終点のリギ・カルムに着いた。
見渡す限りの山々。
絵葉書の中を生きているみたいだった。

アルプスの山々

あまりにも壮大で、非現実的だった。

頂上まで歩く。
雲海から飛び出る鋭い山岳。

模型みたいな電車

黒い山肌がどこまでも続く。
世界にこんなに綺麗な場所があるなんて。

日頃の自分の考えが、とても狭いものに見えた。
アルプスはこんなに大きいのに、私はあまりにも小さい。

ベンチに座って瞑想する。
……ちょっとだけさぶい。

ベンチ

売店でホットドックを食べた。
美味しかった。

おすすめ

登山列車で降りていく。
列車は雲を掻い潜って麓のヴィッツナウに着いた。
静かな湖は、澄んだ鏡面のようだ。

ヴィッツナウ

船がヴィッツナウを離れる。
透明度の高い湖を蹴立てる、快適な船旅だ。
遠い山々に囲まれて、真っ赤なスイス国旗が揺れていた。

出航〜

一時間ほどでルツェルンに着いた。

湖の周りの古風な建物たち。
双塔を持つ教会が一際目立っていた。

ルツェルン到着

古い橋を渡る。

仮装した人々とすれ違う。
街はお祭りをしているのか、至る所で吹奏楽が奏でられていた。

教会についた。
内装もゴシックの荘厳な作りをしていた。
しばらく座っていると、心がスッキリする。

ちなみに扉は自動ドア

小腹が空いたのでスーパーでチキンを買って食べる。
スーパーのチキンと思えないほど美味しかった。

この商品の置き方は斬新

街を歩いていると、次第に日が暮れていった。
夜のルツェルンも美しかった。
山と湖に囲まれた街、オレンジ色の灯りが黒い湖面に灯りを落としている。

夜の橋

ルツェルン駅からチューリヒへ戻る。
中央駅についた頃には辺りは真っ暗になっていた。
夜のチューリヒを探索する。
ブランド店の立ち並ぶ目抜き通りを通り抜け、チューリヒ湖にでた。

目抜き通り
たむろする白鳥

静かな水面と、白い白鳥がコントラストを成していた。

白鳥と街

美しい街だった。

夜のチューリヒ

私の知らない夜だった。

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