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UmioのCoffee生活(ときどきCocoa)

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日本酒にハマってから、コーヒーにも興味が出てきました。コーヒーの魅力を語ります。週に1回程度コーヒーのテイスティングノートなどのコーヒーの記事をお届けします。
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2022年10月の記事一覧

タルマーリーで自然栽培のコーヒーとスコーン

名物のピザをとても酸っぱいビール「サワーエール」で楽しんだあとのコーヒータイムである。 自然栽培のアラビカ種ティピカコーヒーはウガンダ産でアラビカ種ティピカを自然栽培したもの。ティピカはアラビカ種で最も歴史の長い品種だ。 酸味を焙煎香を感じさせる軽やかな乾いた香りを鼻で感じたあと口に含む。フォーミーなやわらかな食感と軽やかな味わいが心地よい。あとから、細いけど力強いシャープな酸味がきて少し苦味と酸味を感じた後、ビターチョコを思わせる長い余韻がある。 少し冷ますと、最初か

初めて飲むラオスのコーヒー

第一印象はチョコレート、そのあと矢継ぎ早に焙煎香と柑橘の酸味がやってくる。余韻に苦味と焙煎香。やや引っかかりがあるけど、その分「コーヒーを飲んでいる」という感触があって、満足の飲み口だ。 少し冷めると、マットな重厚さが出てきて味がまとまる。やわらかいビターチョコレートのようだ。その奥に柑橘を思わせる酸味がちゃんとある。余韻にはほのかな苦味。水墨画のようで味わい深い。 ラオスのコーヒーを飲むの多分初めてだけど、少し素朴な印象の中、冷めたときの香りと酸味、口当たりのバランスが

ほのかにチョコレートの香りがする均整が取れた味わい「ブラジル ナチュラル ショコラ」

焼き栗のようなやわらかい焙煎香の奥から、ほのかに甘いチョコレートの香りが立つ。飲むと軽やかでさらり。紅茶の香りとほのかな酸味。後からカカオの香りがきて余韻にずっと佇む。それらはとても上品で香りのひとつひとつがきれいで、それでいて存在感を持っている。 少し冷ますと、重厚な味わいになる。前半には心地よい苦味、後半には豊かでやわらかい酸味が膨らんで、余韻に乾燥柑橘ピールを思わせる苦味と酸味と軽やかなビターチョコレートの香り。元気だ。 このカフェでは珈琲の味わいの深さによってカッ

Peru Cusco Valle Inca ペルー・クスコ

ここが開店した時くらいに、友達が働いているので遊びにきた記憶がある。もう100年くらいは経っていると思う。 久々に歩く街並み、雨上がりの新緑。ミニマリスティクだけど落ち着きと風格のある店内、イケメンによる接客。コーヒーを飲む前に一つの世界を味わうのだ。 乾いた木の皮を思わせる焙煎香。軽やかな入り口のあと、すぐに酸っぱくて小さい果実を思わせる膨らみがきて、そのまま綺麗な酸味が持続する。レモンティーのようだ。そして紅茶の苦味が余韻に心地よい。丁寧な味わいのコーヒーである。