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【日記】何者かになりたい

 昨日は暑かったせいか、帰宅してみたらとても疲れてしまった。まだ春なのに、そろそろ蝉さんが鳴き始めるのかなあなどと考えながら街を歩いていた。ツツジやたんぽぽや菜の花がとても綺麗だった。写真を撮ろうと思ったが、スマホの調子が悪くてやめた。スマホを買い替えるか、バッテリーの交換をしないとだめだ。

 ちょっと外出しただけで疲れてしまうのだなと認識した。暑かったせいもあるとは思うが。

 最近、日記やエッセイは多く書けているのだが、肝心の小説をあまり書けていない。応募用の作品の編集などはしていたが、書き掛けの小説の続きや新作をしばらく書けていないのだ。

 近頃、決まった動線での行動しかしていないように思う。日記やエッセイの執筆、小説の編集、紅茶、音楽、漫画。急に暑くなって疲れている影響はあるとは思うが、そんなことを言っていたら私はいつまでも何者にもなれないままだ。そもそも、私は常日頃から疲れやすいので、多少は自分の力を奮い立たせて行動する必要があると思っている。もう少し、小説に取り組む時間を作ろう。

 それから、買ったまま読んでいない漫画を読む時間を作ろう。読んでいない漫画が十冊は家にあるのだ。それなのに新しい本を買おうかなと思ってしまう瞬間がある。良くないことだ。一度、自分自身と向き合って、過去の自分が読みたくて購入した本を楽しく読むことが肝要だ。

 以前に完結まで読んだ、「違国日記」を読み返したくもある。あの作品は私の中にある執筆意欲を強くしてくれる。電子書籍で読んでいて紙の本を持っていない部分もあるので、紙の本で全て揃えて一度に読み返したい。

 ひとつ前に書いたエッセイで時間について触れたが、時間というものは誰しもに確実に流れているものだ。春が過ぎたら夏になるように、やがて一年が巡るように、存在する全てものに時間は流れて行く。その中で自分という存在がどのように生きて行くかは自分次第だ。私はまだ旅の途中で、幾つかの道しるべを頼りに此処まで来た。思い出の中に幾つもの目印を付けながら、私なりに精一杯、歩いて来た。これからも旅は続く。

 最近、少し時間の流れに身を委ね過ぎていたかもしれないと自分を振り返っている。三月から休息期間に入っているので、新しい月の四月になったことだし、そろそろ再始動と行きたい。歩く時のふらつきや浮遊感はかなり減ったので、やはり疲れから来るものだったのかもしれない。まだ様子を見ているが、回復して行っている気配がしていて安堵している。

 季節の移り変わりの中で色々と心をよぎるものはあるが、新しい季節である春を自分らしく歩いて行きたい。

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