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エッセイ

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私の書いたエッセイをまとめています。
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#エッセイ

【エッセイ】私の明日を迎える為に

 自分の病状について調べたり考えたりしすぎると、頭の中にもやが懸かったみたいになってなに…

有未
3週間前
8

【エッセイ】ひとは自分を映す鏡

 ひとは自分を映す鏡。先日、友人にそう言われた。確かにと思った。しかし、難しい問題だなと…

有未
2週間前
7

【エッセイ】母のおむすび

 夏になると、母が作ってくれたおむすびのことを思い出す。私や弟が小学生の頃、夏休みになる…

有未
1か月前
10

【エッセイ】今日はスパゲティにしよう

 世界の底で朝焼けを待つ振りをしながら、本当は世界の終わりが来るまで此処でじっとしていた…

有未
1か月前
8

【エッセイ】父の焼きおにぎり

 昔、父が焼きおにぎりを作ってくれた。おにぎりを作って一度、トースターで焼く。白米の焼け…

有未
1か月前
16

【エッセイ】蝉の姿に自分を重ねる

 今日の外は暑く、夏の気配がしました。割と風があったので、それは良かったです。  夏にな…

有未
2か月前
4

【エッセイ】花は黙って其処に咲く

 ツツジが満開で嬉しい、今日この頃。春です。  子供の頃、ツツジの花の裏から蜜を吸っていました。稀に、小さな蟻がいました。子供の頃って勇気ある行動を無意識に取ってしまう。  花は良い。ただ黙って、其処に美しく咲いていてくれる。私の心が落ち込んでいる時も「あ、花だ」と気持ちを明るくしてくれる。花にもきっと感情はあるのかもしれない。けれど、少なくとも私には花の感情は分からない。ただ黙って、其処に咲いている。晴れの日も、雨の日も。  ただ黙って、寄り添ってくれる。その存在は、

【エッセイ】心の状態は部屋の状態

 二回ほど、片付けが苦手ということについて記事を書きました。それから、やはりと言うかあま…

有未
6か月前
7

【エッセイ】約束

 私は、いつも探し物をしている。今日も旅に出る、そんな気持ちで私は玄関のドアを開ける。探…

有未
3か月前
5

【エッセイ】誕生日を迎えるにあたって

 今月に誕生日を迎える。あっという間に駆け抜けた一年だった。誰しもそうかもしれないし自分…

有未
3か月前
6

【エッセイ】真昼の月やバスタブの蓋に思うこと

 本日、午後三時に入浴しました。バブのお風呂です。バブがいちばん温まる。そんな風に私は思…

有未
3か月前
4

【エッセイ】なんだかおいしい、母の料理

 母が作ったうどんを、ふと思い出した。煮込みすぎているのか、くたくたの柔らかいうどん。そ…

有未
3か月前
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【エッセイ】旅の先に

 迷っているというのは出口を探しているということだ。自分の中でだけでも、答えを出したいと…

有未
3か月前
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【エッセイ】人生ドロップアウトをしてもやがては社会の中に帰りたい思い

 一般企業という表現が正しいかは分からないけれど、私は一般企業で働くことが難しいのかもしれないと思い始めた。電車通勤が非常につらいし、週五日の勤務もつらい。それで、障害者雇用枠で働こうかと思って色々と学んだりしていたけれど、定期的に外界に出て行くという基本的なことすらストレスだった。  最近、B型作業所というのを知り、そこなら少ない日数での勤務も可能と分かった。しかし、調べた限りだが、仕事内容が私の苦手な軽作業だし、時給は二百三十三円くらいらしい。あまりに低い時給に驚いた。