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sportive&feugo 比べてみました

まだ世に出て比較的新しいカヤック、seakayakingUK(SKUK)・sportiveとパドルコースト・フェーゴを比べてみました。フェーゴの方は、10年、20年ぐらい前から日本のシーカヤックのスタンダードとして知られるところだと思います。今回は、このフェーゴとSKUK・sportiveの比較をしてみたいと思います。あくまでも私の主観であることを忘れてはいけません(笑)。

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まず、デッキ部分、コックピットまわりのボリューム。フェーゴは、全体的に丸みがあります。コックピット周りの高低差は多少あるぐらいです。

sportiiveはコックピットはキーホールで比べると非常に乗りやすい。そして、コックピット前後の高低差も結構感じます。リアハッチ側のデッキは、だいぶ低くなっています。フロントハッチ側は、それなりにボリュームが出ていますが、それでも低いです。しかし、乗ってみるとボリュームに対しての居住性の悪さはあまり感じません。sportiveの特徴的な部分は、デッキのひざ周り部分が、凹っと膨らんでいることだと思います。ボリュームの割に意外と快適です。

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次はハッチにいきましょう。sportiveはサードハッチ、そしてすべてラバーハッチです。そして、このハッチカバー、なんだかしなやかなラバーですごく使いやすい。(コックピットすぐ後ろのハッチだけ同じラバーでも材質が違います)ただ、ものすごい個人のわがままを言わせてもらえば、キャンプツーリングや1DAYツアーでは私は20Lのドライバッグを使いますので、sportiveのハッチには入りません(笑)。なので、ドライバッグを買い足すタイミングでもないので状況によって使い分けます(笑)。サードハッチは8L、フロント、リアハッチは15Lぐらいが限界なのかな?

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バウのそり上りは、気持ち(1cmぐらい)sportiveが高いです。実際にカヤックに乗っていても、デッキが低く抑えられている分、その高さを感じます。どちらも生まれはイギリス。ブリティッシュカヤックです。そのバウのそり上がりにほれぼれします。(笑)

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ハルの形状は、どっちも似たような形状。たぶんこの形が、今のカヤックのオーソドックスなんでしょうね。マイルドなキールの張り出しです。

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ボリュームは、こう見るとひざ周り部分だけフェーゴに近く、それ以外の部分は薄いですね。薄い分、ロッカーがきつく見えますがボリュームが薄いせいでそう見えているだけだと思います。実際はちゃんと直進性も保てますし、パドラーの動きにしっかりと反応してくれます。フェーゴも十分にカヤックを動かすことが楽しいデザインですが、sportiveはさらにその上を行きます。機敏に動くし、ぐいぐい進んでいきます。(kajaksportのフットレストの作りの良さなのか、すごい力が伝わってる感があります。なんならフェーゴのフットレストもこれに交換したい!)

当然ですがスケッグも、しっかり動いてくれます。最初はめちゃくちゃ硬かったのですが、気が付けばワイヤーが伸びていつの間にかいい感じに緩んでいます。最初は本当に、鬼のような硬さでした(笑)。

あまり問題になることではありませんが、一時安定性は172cm、68kgの私で少し気になるところでした。フェーゴと比べると、少し足りないような気もしますが、遠くに問題になるところではありません。二次安定性が悪いカヤックなんてのは聞いたことがありませんが、当然問題ありません(笑)。


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5時間ほどがっちり漕いでみたのですが、こんな素晴らしい海況に恵まれ、静水に近い海のような状況でしたのでカヤックの性能は未知な部分はあります。が、SKUKのカヤックですからある程度の荒天時でも機動力を発揮してくれることでしょう。有名メーカーの安心って、こういうところですよね(笑)兄弟艇である、sportも、非常に気になるところですね。

以上、マニアックな視点からのお届けでした!

北三陸OUTDOORSではカヤック本体、用品についての相談・販売も行っておりますのでお気軽にお問合せ下さい!

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