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長野県佐久市で出逢った、とある酒蔵の挑戦「KURABITO STAY」。"源田たまらん"を凌ぐ、"たまらんが止まらん"理由

うみのしらせによる連載エッセイ。個人的な視点で日常のなんでもないことを綴ります。今回のテーマは、「KURABITO STAY」。
※今回は諸般の事情により取材記録(ただの感想)です。

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Tokyofm(80.0MHz) にて 毎週月曜から木曜まで夕方5時〜放送中のラジオ番組『Skyrocket Company』内、「スカロケ移住推進部」の佐久取材ツアー企画に先日、平社員(リスナー社員)として参加させていただきました。

※『Skyrocket  Company』についての情報は<こちら


ツアー中、Instagramにてリアルタイムで投稿しておりましたが、取材後記として、再度振り返り記録しておきます。
※Instagramはこちら→@ _recordz360



早速ですが、みなさんは今回のテーマ、「KURABITO  STAY」という言葉、宿、会社、取り組みを聞いたことがありますでしょうか。僕は全く知りませんでした。

▶︎What’s  KURABITO STAY◀︎
築百年もの建物(橘倉酒造さんの中でこの建物が1番若い建物だそう)を改修し、滞在しながら実際に酒造り、蔵人体験ができる日本初の酒蔵ホテルとのこと。貴重な体験をさせていただく蔵元は、『橘倉酒造』さんです。

余談ですが、この『橘倉酒造』さんのお酒が買える店のリストに大阪の上本町と阿倍野の近鉄百貨店が入っていて、僕が知らないだけであの頃からずっと近くで見守ってくれてたんだなって、勝手に親の愛情みたいなものを感じました。


〜 以下、パンフレットより 〜

長野県佐久、創業より三百余年の酒蔵。その酒蔵に滞在しながら蔵内で実際に酒造りをし、蔵人体験ができるのがクラビトステイ。酒蔵敷地内にある広敷と呼ばれる、蔵人が一昔前まで寝泊まりしていた築百年の建物に新たな息吹を注ぎ込み、蔵人体験に訪れた方の滞在空間にしました。酒蔵周辺を歩けば、まちが、人々があなたを蔵人として出迎えます。



興味がある方は、「KURABITO STAY」さんのリンクを掲載させていただきますので是非みてみてください。<こちら


そういえば、日本酒がどうやってできているのか、ちゃんと知りませんでした。(※工程の詳細はググってください。)

そんな酒造りを実際に酒蔵に滞在し「蔵人」体験ができるKURABITO  STAY。今回の取材では時間に限りもあり、特別編集プログラム(蒸米/放冷〜麹造り(一部) まで)での実施をいただきましたが、「期待に応え、予想を大きく裏切る」そんな経験をさせていただきました。

普段はプロ野球 西武ライオンズの"源田たまらん"に魅了されている僕も、さすがにこのときばかりは"源田たまらん"をわすれてしまうほどの"たまらん"に魅了されてしまいました。

▶︎蔵人たまらん◀︎
酒蔵にお米の香り、蒸気が立ち昇る様とリンクするかのような高揚感。
蒸し立てのお米あっつあつ。

蒸し上がったお米を木桶に移し担いで運ぶ、肩にかかるお米の重みとともに確かに感じる先人が築いてきた伝統の重み。

室に運ばれたお米に麹菌をふりかけた時、目に見えないが確かにそこにいて大きな影響を与えている。目に見えないけれども重要な時間、ただ最高の米麹に仕上がること願いじっと見守るあの時間の緊張感。蔵人たまらん。

ちなみに作業では、日本酒に欠かせない麹菌に気持ちよくしっかり働いていただく必要があるため、蔵人体験期間は、納豆とかヨーグルトは禁止です。
納豆の化身、納豆菌が体に欠かせない体質の人は参加できませんので気をつけてください。麹菌たまらん。


▶︎日本酒たまらん◀︎
宿には、6種もの日本酒が堪能できる日本酒サーバー?も設置されており、訪れるお酒好きはもれなく泥酔になるであろう強力な引力を持っていました。見た目から興奮冷めやらぬほどの存在感は圧巻。
もちろん日本酒自体も絶品で、夜中まで止まらん。


▶︎団らんたまらん◀︎
夕/朝食も地元のお米、シャッキシャキ、いや佐ッ久佐久(サックサク)な野菜、信州サーモンや鯉などの魚など、新鮮で旬な食材を堪能。大きな円卓(これまたこだわりの円卓‼︎ ※リノベーション時の苦労など随所のこだわりは是非現地で堪能してください。)を囲んで食べる食事は、本当にナニモノにも変え難い幸福感でいっぱいでした。
※ソーシャルディスタンス等、万全の対策にて実施しております。


▶︎施設たまらん◀︎
築百年もの建物をリノベーションした今回のお宿。梁など伝統の「いとをかし」を残しつつも綺麗でおしゃれな内装に。宿内のシャワー室やトイレ、洗面台など水廻りもめちゃくちゃ清潔感があり、綺麗。アメニティも僕は十分過ぎるほど。
客室も清潔感があり、コンパクトで静かな空間はデジタルデトックスにもオススメの空間でした。

めちゃくちゃ考え事に集中でき、気づいたら朝になるという覚醒モードに入れました。たまに仕事などで無理矢理突入させる危険な状態ですが、今回は自然と疲れなどが無く安全に覚醒モードを経験できました。考え事とまらん。

※客室については、とにかく個室で鍵は閉まるし綺麗ですが、もともと蔵人たちが雑魚寝で寝ていた空間を個室に改修していることもあるのか、隣のお部屋からの音や、廊下から漏れ聞こえる音などが、多少あり、ユースホステルとかが本当に苦手な人は、少し気になる可能性はあります。僕は全然大好きですし、どこでも寝れるので全く大丈夫なのですが。




そんな「KURABITO STAY」での蔵人体験のハイライトは、この「KURABITO STAY」に関わる"人"とのご縁だと感じました。

「KURABITO  STAY」代表の田澤さん、「橘倉酒造」第19代当主の井出さんをはじめ、スタッフの皆様までも圧倒的なバイタリティ、ホスピタリティ所持者であり、圧巻の心地よさ。これが本当の「お・も・て・な・し」。SAKU2021でも開催されるのかと。

健康的で文化的で最高レベルのパワーチャージが保証されます。
※効果には個人差があります。

某ドリンクで授けられる偽りの翼なんてもういりません。


それぞれが佐久市が好きで、佐久市を盛り上げたくて、伝統の酒造りを少しでも知ってもらいたくて、佐久市に留まることのない、新しい価値の創造、そんなアツい想い、モチベーションをお話を通して感じ取りました。

「また会いたい…いや、会いにいこう。」そう心の底から思える素敵な人ばかりでした。

世の中スマホやコンピュータ技術の進化で、魔法にかけられている人が多い中、理路整然とした世界観と理路整然とした世界だけではない世界観を両立させ、今の価値観をどう突破していくか考える「モチベーション」をもって、魔法をかける側におられるようでした。

そんな先を行く人たちに、胸張って会いに行ける自分であろうと、そんな刺激も受けました。

日本が好きだ、日本酒が好きだ、古き良きが好きだ、自然が好きだ、長野が好きだ、佐久が好きだ、そんな人はもちろんのこと、都会でバリバリ最強No.1の人、自然?いやいや鉄筋コンクリートで塗り固められた街 最高‼︎な人、長野?佐久市?何それサクサク美味しいの?な考えの人も必ず何か得られるものがそこにはある…かも知れません。

ちょこっと体験しただけでその日から劇的に生活が変わることはないけれど、伝統と革新の取り組みに触れたことで、少しでも気持ちが変わり、意識が変わり、行動が変わる、そういう小さな積み重ねの機会に「KURABITO STAY」。おすすめしたいです。

これから日本酒を見るときっと、造り手の苦労や苦悩、創意工夫、努力など、さまざまなことに思いを馳せるだろうし、今回のご縁を思い出し、ついニコッと温かな気持ちになれるかも知れません。

コロナが落ち着いて、得意先や同僚、友人と日本酒を飲みながら『「とある酒蔵」の挑戦談』なんていって話が弾むかも知れません。

もしかしたら佐久市のファンになって、移住してしまうかもしれません。

すこしでも気になったら、まずはサクッと行動してみてください。思わず"たまらん"と漏れるほど、素敵な経験が待っていると思います。

待っているだけじゃ何も始まらない、栄光は自分の手で掴み取れ


少しでも気になった方は、以下リンク(KURABITO  STAYさんホームページ)を覗いてみてくださいね。<https://kurabitostay.com

日本酒好きを自称してるのに『橘倉酒造』さん飲んだことないとかいう人はいますぐONLINE  STOREへGo!!<https://kitsukura.co.jp



次回以降、『「ホシノマチ団地」を中心に長野県佐久市の移住者受け入れの取り組み』『Iターン農家の話』なども取材後記として感想戦まとめていきたいなと思います。

〜 おわり 〜


勝手に描きました『蔵人の「クラちゃん」』。LINEスタンプ化、乞うご期待。

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