こんちくしょうな雑感

天は二物を与えないどころか
とある人には三十物を与えて
とある人にはむしろ二物奪い取ろうとしてる

ほんまおもん無いことばかりでさあねえ

どれだけ準備万端にしても
その防衛戦の網目を掻い潜り
選りすぐりの最悪災厄がねっとりまとわりつく

だるいことばかりおきますわな

家のシンクが思ったより小さくて
洗い物しても水がはみ出て家着にかかる
チンした弁当は爆発する
味噌汁はめちゃくちゃしょっぱいか無味の2択
道すがら鼻ほじってる時に限って通行人は来る

いつか来る希望に向かって、
今は辛くても
一歩ずつ踏み出してみよう!!!!

踏み出すどころか足元掬われ揚げ足取られてばかりなんですよね

だからなんだって話


こんな話してもしょうがない

最低ばかり起きる時こそ文化は我々を救ってくれる気がするのです
最悪な帰り道を彩る音楽があり
お先真っ暗な日に沁みる映画があり
意外と天は0.5物くらいはくれてるかもしれない
割に合わないけどな


頭から離れない作品を紹介します

「シン仮面ライダー」

シンゴジラからシンシリーズを追い続け現状最終作
庵野作品は絶望を描いたり奇想天外な描写をしたり
そういうところばかりフィーチャーされがちだけど
そんな複雑奇妙な描写を潜り抜けた先にある
人間の核のような優しさ、友情、愛情の描き方が本当に美しいと思うし好き
衝撃の速度でみるみるうちに終盤へ突入するこの作品
この作品を一生見返そうと思った理由は本郷と一文字の短期間ではあるが濃密で揺るがない友情が築かれていくその過程とカタルシスにひどく衝撃と感動をしたからである
それだけじゃ無い、恋愛を抜きにした博愛による本郷とルリ子の信頼、結果歪にはなったが誰にも負けないイチローの信念や愛
そんな描写が、自分が一番愛している作品である仮面ライダーとしてこの目に、心に焼きついたのだ
配信ではなく、物理的に手元に置いておきたい、心スッキリしたい時に手に取りたい作品
ここまで"美しい"ライダーキックは初めてかもしれない


「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」

何ちゅうタイトルやねん
タイトル通り摩訶不思議な展開が続くこの作品なんだけどドンブラザーズは公式が言う通り「ホームドラマ」であることを貫いた、生活に寄り添った戦隊だったと思う
過去作には無いレベルで各個人の生活を描く
学生生活、社会人生活、逃亡者生活(?)の描写に一切の手抜きがない
戦隊ありきの生活ではなく、あくまでタロウたちには生活が基本であり、その合間に戦隊をしている
普段から決して同じ基地に一緒にいる訳でなく、それぞれ帰る場所、所属する組織がある
メンバーそれぞれの生活を抜かりなく描くことでヒーロー以前に1人の人間として愛したくなる
全く名乗らない戦隊を愛したくなる
一般人であることを自覚しながらそれでも必死に生活して、戦う姿を応援したくなる
最初は上位存在であった脳人たちも徐々にそれぞれがいるべき組織、居場所が生まれる
何で美しいんだ!!!!!!!
ヘンテコトンチキなキャラではあるが心から好きだ
先日FLT(卒業公演)があり大阪最終公演を配信で見たのだが、まあ、泣いた
あまりにも赤裸々に過去の辛い経験を語り、それでもドンブラザーズと出会って輝くことができた
そんな戦士達の心からの声に感情が震えないわけがない。
たまらずメモリアルエディションのドンブラスター買っちゃったよ
アクスタも買おうかな

特撮ばっかだな

それもまたいいでしょう

みなさん歯磨きして早寝してください

さようなら

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