それでも、毒になる親 7.人並であること
入園当初は泣いてばかりだった上の子も、何人かのお友達ができたり、年中行事を一通り体験するうちに、少しずつ登園を嫌がらなくなっていった。
公園の砂場や家で、シミュレーションを何度も繰り返していたことが功を奏したのだろう。
年少さんの終わる頃には、幼稚園がどういう場所で、毎日そこへ行ってどんなことをするのかが、何となく飲み込めたようだった。
四季が一巡してようやく、様々な行事の意味や、その準備、段取りも理解できた。
「前にやったことがある」「〇〇と一緒」「知ってる」という