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それでも、毒になる親

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機能不全家庭出身の私が、どれほど努力してもなお「毒親」と称されることから、逃れられなかったのはなぜか。振り返りの記録です。
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#毒親

それでも、毒になる親 1.反面教師

今ではすっかり定着した「毒親」という言葉。この言葉の元になった、スーザン・フォワード『毒…

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それでも、毒になる親 2.理想の子育て

はじめての子どもを授かった時、私はすでに、夫との共同生活に疲れ果てていた。 そのころはま…

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それでも、毒になる親 3.育てにくい子

第一子を妊娠し、超音波検査の荒い画像の中に小さな命を見つけた時、私は言いようのない複雑な…

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それでも、毒になる親 4.歩けない子

二人目の子どもを妊娠した時、私には子育て経験者としての余裕があった。 乳幼児の生育の過程…

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それでも、毒になる親 5.甘やかしすぎ

子どもはその後、歩けるようになり、走れるようになった。 それどころか、むしろ多動の傾向が…

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それでも、毒になる親 6.放置される子

体操教室や幼稚園へ通いはじめてもなお、子どもたちの運動機能や、コミュニケーション能力への…

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それでも、毒になる親 7.人並であること

入園当初は泣いてばかりだった上の子も、何人かのお友達ができたり、年中行事を一通り体験するうちに、少しずつ登園を嫌がらなくなっていった。 公園の砂場や家で、シミュレーションを何度も繰り返していたことが功を奏したのだろう。 年少さんの終わる頃には、幼稚園がどういう場所で、毎日そこへ行ってどんなことをするのかが、何となく飲み込めたようだった。 四季が一巡してようやく、様々な行事の意味や、その準備、段取りも理解できた。 「前にやったことがある」「〇〇と一緒」「知ってる」という