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働くママを悩ます家庭料理問題(パパもね)

我が家は共働きの妻と2歳の息子の三人家族です。
家族揃って食事を食べるのは休みの日の昼間くらいで、それ以外は息子と私か妻のどちらかが一緒に食べるという生活が続いています。
息子と食べる頻度は圧倒的に妻が多く、私は週1回の平日と、休みの日の夕ご飯くらいしか、息子と食べる機会がありません。

そんな私ですが、Nサロンの有賀先生によるゼミ「家庭料理の新デザイン」に参加し、

自分や家族にとってベストな食事を考える

機会を得て、家族団らんの食事を実現したいと考えるようになりました。(具体的にどのように感じ、考えたのかは、こちらのnoteを読んでみてください)

「家族団らんの食事をどうすれば実現できると思う?」
そう問いかけた私に対する妻の返事を聞き、昨年4月から働くママになった妻にとって、どれだけ食事が大変なものかを思い知らされることになりました。

1.とにかく食事にかける時間を短くしたい

前回のゼミが終わった後の週末、妻にゼミの動画を見せながら、家庭料理や家族団らんについてどう思うか聞いてみた私。
二人で理想の食事について語り合う事を想像していましたが、妻から返ってきた想定外の答えに、うまく返事をすることができませんでした。

・料理を準備することだけを考えていて、楽しむとか考える余裕はない
・家庭料理に求めるものは時短
とにかく簡単に手短に料理ができる方法を教えて欲しい
・大人用と子供用の食事を別々に作るのが本当に大変
・大人用は誰かに作って欲しい

我が家では、料理はほとんど妻が作っており、私は休みの日に「そば・うどんを作る」、「餃子や肉を焼く」、「鍋を作る」といった、簡単な料理をする程度です。
特に子供の食事については、「材料から調理する」、「子供が食べやすい大きさにする」、「野菜を食べやすいようにバナナに小松菜を混ぜる」というように手間をかけて作ってくれています。

自分たちのライフスタイルに合わせた家庭料理にすればいいのでは?

そう考えた私は、そのことを妻に伝えました。

・仕事で忙しい日は総菜をでもいいじゃないか
・冷凍食品とかもっと活用しようよ
・家事代行サービスを活用する手もある
・仕事との両立が難しければ、そういった割り切りも必要

私はそう考えていましたが、妻の答えは、働くママとして、私なんかより、もっともっと長い時間をかけて、考え、悩んできたと思わせる答えでした。

・子供の食事を自分で作るのは、子供に「家庭の味」を持ってもらいたいから
・誰か別の人が作った食事でそうなるのは嫌
・惣菜や外食では経済性や安全性、栄養バランスが満たせない
・だから自分は忙しくても、家で自分で作りたい

以下の図は、有賀先生がゼミの中で家庭料理に求めるものをグルーピングした図です。
左側のグループは実用的なもの、右側のグループは文化的なものとなっています。

私は「家族の団らん」のように、家庭料理を家族中心で考えていました。
一方、妻にとってはそれよりも、「時短」、「簡単」といった実用的なもの、文化的なものとしては、「子供の味覚」、「食事の思い出」というように、子供を中心に据え、家庭料理を考えていました。

2.働くママは圧倒的に時間が足りない

4月から働くママになった妻と約1年一緒に暮らしてきて、「時間が足りない」ということは、これまでも認識はしていました。
が、今回の事で妻と色々と話をする中で、自分が思っていた以上に時間が足りないことが分かりました。

・料理を始めとする家事、子供の世話、そして仕事に追われ、日々余裕がないこと
・家事育児の割合は妻7、私3くらいの感覚でいましたが、妻は妻8、私2と感覚にズレがあること
・余裕がない時は、子供との食事の時間は辛い時間でしかないこと
・家事代行に様々な抵抗感を持っていること

など、これまでも妻とは色々話をしてきたつもりでしたが、改めて気付いた事がたくさんありました。
妻任せにしていた部分がきっと、たくさんあったんだろうなと感じました。いや、たぶん本当は気付きながらも、自分の生活を守るため、鈍感になっていたんだと思います。

そんな鈍感な私ですが、今年から始めた取り組みで、1つ妻がすごく喜んでくれたものがあります。
それは、

平日、週に1回、妻に自由な時間を過ごしてもらうこと

です。
仕事をしてもいいし、飲みに行ってもいい。自由にしていいよと。
1月からスタートしましたが、「これがあることで本当に気持ちが楽になる」と言ってくれています。
今回を機に、これ以外にも妻の自由な時間を増やす方法がないか、色々考えてみたいと思います。

3.家庭料理を通じて人生を考える

今回、「家庭料理」をキッカケに、妻と色々な事を話しました。
子供の事、教育の事、妻の仕事やキャリアの事。
家庭料理を考えることは、自分達、家族の人生をどのようにしたいかを考えることだと思います。

食事だけで完結するのではなく、育児であったり、仕事・キャリアについて話をし、共に歩んでいく家族の人生をデザインし直していくこと。
誰かをロールモデルにするのではなく、事例として参考にしつつも、自分達の価値観に合わせてデザインしていくこと。
これこそが「家庭料理の新デザイン」だと感じました。

3/7に第2回のゼミが開かれ、子育てを終えた人、自分と同じくらいの子供を持つ人、一人暮らしの人と、様々な人の話を聞き、自分の考えを話す機会を持ちましたが、改めて、
「自分達の価値観に合わせ、人生をデザインしていくことが、家庭料理の新デザインである」
との思いを強くしました。

同じ組になった人から、
「いごはちさんの(家庭料理に対する)こだわりは何ですか?」
と質問されましたが、今の私にとっては、
「食事に対する妻の負担を軽減すること」
が、「家族団らん」と同じくらい優先させたいことです。

第2回のゼミの中で、有賀先生が、

「食に関するコミュニケーションを本音で話せるようになること」
「自分起点で考えられるようになること」

が重要とお話されていましたが、少しそこに近づけた気がします。

なお、前回作成したnote(ポエム)はまだ妻には見せられません。




いつも支えてくれている嫁と息子に、感謝の気持ちとして美味しいお菓子を買ってあげたいと思います^^