【エモクロアCP】ホラー・ショウ 卓感想

GMフーカオリジナルのエモクロアCP、ホラー・ショウ。
完結したから卓感想。


シナリオ

メインシナリオは学園モノ×銀河鉄道。
エモクロアは「日常×非日常」だけど、その日常部分を学園モノで、
非日常部分を銀河鉄道と気付かせない学園オカルト怪異モノで味付け。
 
終盤「これ銀河鉄道だ!」ってわかったときの驚きはひとしお。
後から説明を聞いて「あぁ~~~!」ってなるやつ。
GMのリアルEDUを活かした感じ、知ってる人は早くニヤッとして
知らない人でも説明聞いて納得するやつ。

NPC

当初は正直NPC多すぎて頭に入ってこなくて、「この数のNPCをどうやって魅せて捌くんだろう」と思ってたけどなんとまぁ。ちゃんと1話ずつNPCにも見せ場があって、出しゃばりすぎず話に彩りを添えるちゃんとしたパーツに。最終的にはNPC全員ちゃんと覚えてたからすごい
 
私は記憶力酷いから、学園モノで大量にNPC出てくると
何人かは覚えてない子出てくるんだけど今回は全員覚えてた。(忘れるな)
 
PCたちがちゃんと主人公でPCの物語なんだけど、
NPCにもちゃんと物語あるのは良いよね。
最終的には主人公ってエビくんっていう、まさかの&納得の展開。

GM

いつものGMフーカ
なんで共鳴のマクロボタンこのマークなんだろ?
おしゃれだからいいか、と思ってたらラストの舞台装置用で感動した。
 
でもGM特権活かして終始愉悦部してたから邪悪だとおもう。
怪異だよこれ。

PC

しののん先輩

PLベーゼンのどすこい先輩。
明るくて良い子なんだけど、良い子すぎてちょっと融通が効かない。
あと「日常」側のキャラクターだから、痛みにも弱い。
「日常」側のキャラクターがいることで映えるのがエモクロアだから、
日常側を上手に描ける人がいないと味が薄いうどんになりがち。
 
四塚目線だと「危うい、覚悟が決まりきらない人」だったんだけど
CP通して最後はちゃんと自分の覚悟決めたね。
四塚評は「人を見る目はあって、やる時はやれる人、やれない時は騙されてツボを買う人」

ふかみー先輩

PLとぺこの苦労人先輩
ひたすら苦労人だと思ったら、まさかのHOすら苦労人。
日常側のキャラクターなのに、誰よりも非日常側を知ってたっていうギャップ。最終話で明かされた情報で「うわあああ!?」ってなった。

あめみー先輩

PLシアのやばい先輩。
闇と病みのはざま。ふかみー先輩がいなかったらあっち側だったと思う。
最終話ラストバトルで必死に四塚を呼び戻してて、「あーりんごちゃん吹っ切ったんだなぁ」って感じが良かった。

四塚煌

キャラ設定

剣術大好き、人間の人間たらしめる要素を削ぎ落として行って、
獣に近付くほどに剣の理に近づけると思っている人。
基本的には礼儀正しくて、寡黙だけど暗くはないし付き合いも悪くない。
「非日常側」に軸足がある人。

四塚家

元は死塚を名乗る賊かなんかの集団。
強くなりかったので、すごい邪悪で強大な蜘蛛様と契約して眷属になった。
 
「…夜空には月が浮かぶ、星が煌めく。  全ての夜は私のもの。  夜がキミに近づく時、一度だけ約束を果たそう」
 
と蜘蛛様が言ってた通り、蜘蛛様は夜を起点に契約したので
この辺の意味が入った名前の眷属じゃないとアクセスできないという制約があった。今回は「煌」がハマって白羽の矢が立った。

四塚八相流

蜘蛛様が剣振り回した剣術、「夜束八爪流」と
テキトーに名付けたものを初代四塚が誤読した。
蜘蛛様の剣なので当然人が振るようにはできてないし、
目的も人間を解体していたぶって愉しむものなので、崇高さもないし正義もない。
 
四塚八相流の秘奥が「高みにある」と思った歴代四塚の人たちは
全員勘違いしてるので全く辿り着けなかった。
煌はシンプルな子供の目で「これ邪剣では?」、つまり「秘奥は深淵の底にある」と気付いたので習得できた。

幕間の侍と蜘蛛様

蜘蛛様は大昔からいる激強のとんでもない怪異。怪異通り越して神格。
その蜘蛛様に唯一傷をつけた人類が幕間の侍。
 
蜘蛛様「褒美は何がいい?」
侍「子孫を1度だけ助けてくれ」(刀差し出し―)
蜘蛛様「一回だけね❤」
 
っていうやり取りがあった。
エビかふかみー、どちらかがこの侍の子孫で、
「庭取を倒してほしい」という願いが蜘蛛様に聞き届けられた。

■■■■■
夜束羽々斬。
蜘蛛様が勝手に名前を付けた、元は↑の侍から贈られた刀で、
名前は「蜘蛛切」。こんなのがあると自分を打倒しうる、と思った蜘蛛様が
膝丸だの薄緑だの色々と名前を変えて、本来の蜘蛛特効の力を奪った。
 
ので、現在は蜘蛛様に有効な手段はなく、討伐不可能。
 
蜘蛛様は「侍との約束を果たす=庭取をしばく」のが目的で、
眷属の煌はどうなってもどうでもいいし、使い捨てのカイロぐらいにも
思ってないので、手っ取り早く羽々斬を抜かせて強制的に共鳴してドーピング、そのまま戦わせた。蜘蛛様は煌が死んでもどうでもいいと思ってる。

煌が林檎を欲しがらなかった理由

いらないから。
HOは「城迫組から調べるように言われている」から、林檎を探しているというもの。
つまり、「城迫組に頼まれているから林檎が欲しい」のであって、
煌自身は「林檎を全く求めていない」。
 
煌は怪異と戦いたいのであって、
林檎なんてチートアイテムで倒しても何も面白くないので
むしろいらないと思ってる側。
 
なので、どういうルートでも導入でも
煌自身は一切林檎を求めなかったのはそういう理由でした。


おわり。

楽しかった!


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