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忍殺TRPG小説風リプレイ【ロック・ホーンズ・イン・リボーン・ヤクザ・クラン(その4)】

アイサツ

ドーモ、海中劣と申します。こちらの記事はニンジャスレイヤーTRPGの小説風リプレイとなっております。ニンジャスレイヤーTRPGについては下記の記事をご覧ください。

なお本記事はニンジャスレイヤーの二次創作小説でありニンジャスレイヤー本編及び実在の人物・団体とは関係ございません。

こちらの記事は前回の続きとなっております。よろしければそちらから見てやってください。

ではやっていきたいと思います!

本編

2ターン目

2ターン目開始時

グロウコブラはコンテナを跳び箱めいて飛び越え、デンモトへ向けて接近する!「モータルの分際で生意気にも口から光を出したりしおって!そんな下らん虚仮威しに極めて優れたソウカイニンジャである私が怯むと思うたか!イヤーッ!」グロウコブラの瞳が光り、再度カナシバリ・ジツを仕掛ける!

「回避せよ!」「ザッ……ケンナコラー!」「な……何ィー!?」ナ、ナムサン!グロリファイアーの指示を受けたデンモトがモータルとは思えぬ反応速度を発揮し、目を瞑ってカナシバリの凝視を回避!カナシバリ・ジツ破れたり!目を瞑られたら視線を合わせることはできない!「バ、バカナー!?」絶対の自信を持つ己のジツをモータルに破られたグロウコブラは絶望に叫ぶ!

「こ、これは何かの間違いだ!コウボウ・エラーズと言うではないか!逆説的にこの私がショドーマスターたるコウボウ=サンにも等しい偉大さを有していることの証明だ!きっとそうだ!」動転し、訳の分からぬ世迷言をほざくグロウコブラ!なんたるブザマか!

「行ける……行けるぞ!ウオオオオーッ!何がソウカイヤだッコラーッ!テメェらの時代は終わりだオラーッ!」デンモトは目を瞑ったまま勇ましく声を張り上げる!「GAAARGH!」「グワーッ!?」そこに襲い掛かるデスロールの顎門!辛うじてテッコを差し込んで致命傷は回避したが重傷!「グワーッ!グワーッ!」カナシバリ・ジツ破り破れたり!目を瞑っていては攻撃を回避できない!

「チッ……貴様はジブキの相手をしておれデンモト=サン!ニンジャは私が引き受ける!イヤーッ!」グロリファイアーはスリケン投擲!グロウコブラへ向けて空中に弧を描いて迫りくる鉄十字!「イヤーッ!」グロウコブラは右手を前に突き出し、人差し指と中指を立てたスリケン受け流しの構え!「……イヤーッ!」直前でやはり思い直してコンテナの陰に退避!むなしくコンテナに突き刺さるスリケン!

「見たか!これぞフーリンカザン!イノシシめいて突っ込むだけならサルにも出来る!周囲の環境や状況に細心の注意を払い、優れた頭脳を働かせ活路を見出す!これこそ真に選ばれしニンジャの「イヤーッ!」セルフハームがクローンヤクザに斬りかかる!

「グワーッ!」袈裟斬りに振るわれた右手のカタナがヤクザスーツに一筋の赤い線を走らせる!セルフハームはカタナを振るった勢いそのままコマめいて回転!左手のカタナで横薙ぎに斬る!「イヤーッ!」「グワーッ!」ヤクザ右手首切断!

「ザ…ッケンナコラー!」「!?イヤーッ!」クローンヤクザの反撃ヤクザキックをバックステップ回避!「スッゾコラー!」重傷ながら今だヤクザ健在!「ただのクローンヤクザごときが!?どうなってるの!?」セルフハームは緑色の鮮血を流すヤクザの傷口を見ながら目を輝かせる!

「スッゾゴラー!」BLAM!BLAM!ジブキはデンモトの負傷を好機と見て突撃!「デンモトオォーーッ!」BLAMBLAM!血を撒き散らしながら銃を闇雲に乱射する!「ウオオーーーッ!死ね!ジブキ!死ねーッ!!」BLAM!BLAMBLAM!ヤルキ・ジツの効果により怪我の痛みから素早く立ち直ったデンモトも撃ち返す!

「ドグサレッガー!」「グワーッ!?」先にヤクザ女神がその微笑みを向けたのはジブキ!デンモトは左手に持ったチャカ・ガンをジブキの放った弾丸にはたき落とされ丸腰!「デンモトオォーッ!死ねやゴラアァーーッ!!」「ウ……ウオオーーッ!?」ジブキは千切れかけたテッコの拳を握りしめ、憎き仇の横っ面へ叩きこまんとする!



「クローンヤクザ共!援護射撃せよ!」「「ザッケンナコラー!」」BLAMBLAM!「グ……グワーッ!?」銃声が鳴り響くと同時、クローンヤクザ達の精密射撃がジブキを襲い、彼の左胸からチャカ・ガンの弾丸が鮮血の間欠泉と共に飛び出した。「アバーッ……」右腕のテッコが機能を停止し、ジブキは倉庫の埃塗れの床に倒れこんだ。「あらまあ」セルフハームが右手を口に添え、わざとらしく呟いた。

「ア……アウウ……デンモトォ……オヤブンの仇……」心臓を撃ち抜かれながらもジブキは左腕一本で這いずり、デンモトへ近付こうとした。「薄汚い裏切り者のクソ野郎ォ……アノヨでタモラギのオヤジに詫びろ……ジゴクに落ちやがれ……!」「「スッゾコラー!」」BLAMBLAM!「アバーッ!」

ジブキの背中に銃弾の雨が降り注いだ。大柄な身体が出汁を取られたマグロめいて跳ねた後、動かなくなった。ジブキはヤクザの誇りも持たぬアマクダリという組織の、使い捨ての戦力であるクローンヤクザの手であっけなく死んだ。

「ハ……ハハハ……!ザマァ見さらせジブキ!何がオヤブンの仇だ!ソマシャッテコラー!」BLAM!デンモトはジブキの死体へ向けてチャカ・ガンを撃った。ジブキの背中に赤い孔が咲いた。「これが俺の力だ!新しいデビルホーンの力だ!ハァーハハハ!ハァーッハハハハハ!」BLAM!BLAM!

おお、ナムアミダブツ。ヤルキ・ジツの副作用で興奮状態にあるデンモトは狂ったように笑いながらジブキの死体へ弾丸を撃ち続けた。

グロウコブラカナシバリ・ジツ:8d6>=4 = (4,5,6,3,4,6,4,5 :成功数:7) = 7
グロウコブラ精神力3

グロリファイア―回避:3d6>=4 = (1,4,4 :成功数:2) = 2
デンモト回避:4d6>=5 = (5,1,6,2 :成功数:2) = 2
デンモトニューロン:4d6>=5 = (4,3,5,5 :成功数:2) = 2


デスロールは連続側転を精神力自動成功
デスロール精神力4

デスロールカラテ→デンモト:6d6>=5 = (4,1,1,1,1,6 :成功数:1) = 1

デンモト回避:1d6>=5 = (4 :成功数:0) = 0
デンモト体力3

グロリファイア―スリケン→グロウコブラ:4d6>=4+3d6>=4 
= (2,5,3,5 :成功数:2) + (5,3,4 :成功数:2) = 4

グロウコブラ回避:3d6>=4 = (2,4,1 :成功数:1) = 1

セルフハームは武器スロット切り替え
セルフハーム二刀流→CY1:3d6>=5+4d6>=5 = (1,2,5 :成功数:1) + (4,4,3,3 :成功数:0) = 1
CY1体力1

ジブキチャカ→デンモト:3d6>=4 = (2,3,3 :成功数:0) = 0

デンモトチャカ→ジブキ:6d6>=4 = (5,1,3,1,5,2 :成功数:2) = 2
ジブキ回避:1d6>=4 = (2 :成功数:0) = 0
ジブキ体力2

CYチャカ→ジブキ:4d6>=4+4d6>=4 = (4,5,1,2 :成功数:2) + (6,6,4,3 :成功数:3) = 5
ジブキ回避:2d6>=4 = (3,2 :成功数:0) = 0

ジブキ体力0死亡!


3ターン目

3ターン目開始時

一方、セルフハームたちソウカイヤのニンジャは狂乱するデンモトには何ら興味を持たず、まったく別のことについて考えていた。「やっぱりおかしいわね……クローンヤクザにしては動きが良すぎる!」先の精密射撃と言い、セルフハームの攻撃に耐えて見せたことと言い、あのクローンヤクザたちの性能は明らかに彼女たちが知るそれよりも上だ。一体なぜか?

その疑問に最初に答えを出したのはデスロールであった。「……お嬢ちゃん!グロウコブラ=サン!用心しろ!ひょっとしたら俺達の知らない最新型のクローンヤクザかもしれん!」「最新型クローンヤクザだとォ!?馬鹿な!13型のロールアウトはソウカイヤでも最近始まったばかりなのだぞ!」デスロールが口にした推察をグロウコブラはありえぬと断ずる。

デスロールの推察が正しいものであればアマクダリはソウカイヤと同等以上のコネクションをヨロシサン製薬と持っていることになる。それはソウカイヤに所属するニンジャとして認めがたい事実だ。「それじゃあ確かめてみようかね……!」デスロールはショットガンで撃たれて死んだヤクザの死体に素早く駆け寄り、首の後ろのバーコードを検めた。「……こいつは!」そしてデスロールは驚愕の真実を知る。

「デスロール=サン!?アアー…イイー……どうしたのよ!」セルフハームがクローンヤクザたちの動向に注意しながら質問する。デスロールは何も言わず、返答代わりにクローンヤクザの首から上をちぎり取り、首の後ろに刻印されたバーコード・イレズミを見せつけた。それはクローンヤクザ一体ごとに付けられた型番と製造番号だ。そこにあった文字は………『Y-14』

「バカナー!?」突きつけられた現実を前にしたグロウコブラは腰を抜かし、尻餅をついた。ソウカイヤですらY-13型の新型クローンヤクザの導入を始めたばかり、しかもY-13型の使用を許されるのは首領であるラオモト・カン以外はシックスゲイツを始めとする一部のニンジャのみだ。

だが、アマクダリ・セクトではその更に後期型のヤクザを現場のニンジャレベルの存在が使い捨てているという事実!デビルホーンのごとき弱小ヤクザクランのトラブル解決のために!それではもはやアマクダリは暗黒メガコーポであるヨロシサンに対してソウカイヤ以上の強権を行使できる立場にあるということではないか!

「理解できたようだな、理不尽な暴力だけが取り柄のヤクザ共」グロリファイアーは両手を広げ、尊大に話し始める。「我らアマクダリ・セクトはネオサイタマの各界隈に広く、深く、その勢力を広げている。貴様らが目先の金儲けに夢中になっている間にな。最も、その手の長さがいったいどれだけのものなのかは実際私にも分からんがね」

「…………まいったな、コリャ。あのヨロシサンがそこまで協力しているというだけでアマクダリがロクでもない組織だということが分かるぞ」デスロールは冗談めかした口調でそう言ったが、その表情には緊張の色が滲んでいた。彼はヨロシサンから脱走したバイオニンジャだ。ヨロシサンの恐ろしさはこの中の誰よりも知っている。

(マズイわね……まさかアマクダリがそこまで強力な組織だったなんて……)セルフハームは内心の動揺を悟られぬよう、右目に埋め込んだ刃物の破片を包帯の上からこねくり回し、平静を装った。(そんな厄介な連中に顔を覚えられたら私の恋人探しの邪魔になるじゃない……!嫌になるわね!)セルフハームは己の不幸を呪った。………その時である。

「……ええい、貴様ら!何を景気の悪い面をしておるか!」倉庫のレンガが一部崩れ落ちるほどの大声量にセルフハーム、デスロールの二人は驚き、声の発生源に顔を振り向かせた。グロウコブラ。「最新型のクローンヤクザが何だ!そんなものが無くともソウカイヤにはこの私が居る!極めて優秀なニンジャ、グロウコブラがな!」グロウコブラはサムズアップした右手で自らを指差す。

「そしてアマクダリ・セクトよ!貴様らの敗因はこの私を敵に回したことだ!各界隈に手を広げた?イディオットめが!貴様らはたった一人のニンジャの、このグロウコブラの存在を疎かにしたせいで敗ぼ」「ハイハイ、もういいわよ」セルフハームがグロウコブラの演説を遮った。長引きそうだったからだ。

「ハ、ハ、ハ。あんた、さっきまで腰抜かしてたじゃないかグロウコブラ=サン。説得力が無いぞ」デスロールが喉を鳴らして笑った。既にその顔に緊張の色は無い。「そうよ、このお調子者。バカナーとか言ってたクセに」「やかましいわ!そんな昔のことなどほじくり返すでない!私は未来の話をしているのだ!」

「フッ、やれやれ。ソウカイヤのニンジャ共は随分と気楽そうで羨ましいことだ」グロリファイアーは嘲りと共に右手を掲げる。「一斉射撃重点!狙え!」「「ザッケンナコラー!」」BLAMBLAM!指示と同時に右手を振り下ろす!一糸乱れぬ統一射撃がグロウコブラを包囲する!アブナイ!

「馬鹿め!クローンヤクザの銃弾ごときでこの私を殺せると」「イヤーッ!」更にグロリファイアーがスリケンで追撃!退路を塞ぐ軌道でスリケンが迫る!「アイエッ!?アイエエエエエ!ヤメロー!ヤメロー!」ナムサン!万事休すか!?

だが、その時!「GAAAR………GH!」KRATOOON!「アバーッ!?」デスロールが鉄製コンテナの一つを担ぎ上げ、ジャイアントスイングめいてクローンヤクザへ向けて投げ飛ばした!スリケンと銃弾を容易く弾き返したコンテナは勢いそのままにクローンヤクザ一体を虫けらのように押し潰し、倉庫の床に緑色の塗料をぶちまけた!

「ア……?………クフハハハハ!デカシタ!私の指示通りだデスロール=サン!イヤーッ!」「グワーッ!」更に結果オーライ的に助かったグロウコブラが反撃のスリケン!セルフハームの攻撃で負傷していたクローンヤクザの脳天に直撃し死亡!クローンヤクザ全滅!

グロウコブラスリケン→CY1:4d6>=4 = (6,2,2,5 :成功数:2) = 2
CY1死亡!


デスロールカラテ→CY4:6d6>=4 = (2,2,6,4,5,1 :成功数:3) = 3 肉体破壊!

サツバツ:1d6 = (2) = 2 「イヤーッ!」頭部への痛烈なカラテ!
CY4死亡!

サツバツボーナス:1d3 = (3) = 3

【万札:3】GET

グロリファイアースリケン→デスロール:4d6>=4+3d6>=4
 = (6,5,1,4 :成功数:3) + (3,3,6 :成功数:1) = 4

デスロール回避:3d6>=4 = (6,1,1 :成功数:1) = 1

デンモトチャカ→デスロール:6d6>=4 = (6,1,1,2,4,6 :成功数:3) = 3

デスロール回避:3d6>=4 = (2,6,6 :成功数:2) = 2


4ターン目

4ターン目開始時

「クッフハハハ!だから言ったであろう!いくら最新型とはいえクローンヤクザなど物の数ではない!この極めて優れたソウカイニンジャであるグロウコブラを殺そうというのならケチケチせずに百体は連れて来「さて、これで残るはあなたとオマケのヤクザだけね、グロリファイアー=サン?」セルフハームが挑発的に微笑み、カタナの切っ先を向ける。「フン」グロリファイアーは不満げに鼻を鳴らした。

「まあお前たちの言う通り、クローンヤクザならばこの程度であろう………さて、デンモト=サン?」「アイエッ!」しかしグロリファイアーはまるで慌てる様子も無く、今だにジブキの死体を攻撃し続けるデンモトへ語り掛けた。「いつまでも死んだヤクザの相手なぞしているんじゃあない。敵は目の前にいる。戦いたまえ」

「ア、アイエエエ……で、ですが」先程までの威勢はどこへやら。デンモトはソウカイニンジャたちの顔とグロリファイアーの顔を交互に見て、何か言いたげに口をモゴモゴさせた。「デンモト=サン、ニンジャが相手とはいえ怯えることは無い。君は無敵のヤクザとなったのだ。私のジツによって」「む、無敵……」

グロリファイアーの口調は神官が信者に対して神の言葉を語り聞かせるかのように厳粛で、耳ざわりの良いものであった。「ここでネオサイタマの支配者面をしているソウカイヤの、それもニンジャを打ち倒したとなれば君の名は裏社会に轟くであろう。そして誰もが知る。モータルであってもニンジャを殺せるのだということを。栄光ある君の名前と共に」「栄光……」デンモトの目に宿っていた恐怖の色が薄まり、代わりに自信と欲望の色が濃度を増していく。

「さあ勇敢なる戦士よ、行くがいい!ソウカイヤを、その愚かなるしもべを、モータルの手で墜とすのだ!その先にこそ栄光がある!」「オ、オオオ……!」デンモトの迷いが消え去り、無限の勇気が彼のニューロンを満たした!「ウオオオオーッ!俺は無敵のヤクザだ!俺はデビルホーン・オブ・ジゴク・ヤクザクランのオヤブン、デンモトだ!」

勇敢なるヤクザ戦士は悪辣非道なるソウカイニンジャへ向けて聖なるヤクザソードとチャカガンを手に携え突撃する!「ウオオーッ!シネッコラー!」「カナシバリ・ジツ!イヤーッ!」「グワーッ!?」グロウコブラの光り輝く目を直視したデンモトの動きが止まる。フドウ・カナシバリ・ジツ。「GAAAR………GH!」「ア……アバーッ!」動けなくなったヤクザ戦士の下半身をデスロールの顎が容赦なく噛み千切った。

「アバーッ!アババーッ!」ヤルキ・ジツによってアドレナリンを極限まで分泌されたデンモトは痛みを感じることこそなかったが、それ故に気絶することも出来なかった。「GARGH!GARGH!」「ア……アババーッ!アイエエエ!」デンモトは絶頂から一気にジゴクへと叩き落とされ、怪物に自分の腰から下が咀嚼される光景を眺めながら絶命した。インガオホー、おお、インガオホー。

「ふん、時間稼ぎにもならんか。やはり所詮は非ニンジャのクズ」グロリファイアーは死にゆくデンモトに羽虫を見るような視線を向けて一言吐き捨てた。「ヒドイことするわね。完全に犬死にじゃない。下がらせてあげれば良かったのに」「ヒドイ?随分とお優しいことだな、ソウカイヤは」グロリファイアーが肩を揺らして笑う。


「私が欲しいのはソウカイヤの機密と、貴様らが傘下クランにまんまとしてやられたという風評だけだ。ソウカイヤの勢力を削ぐためにな。つまり、最初からデビルホーンの連中は死んでもらう手筈だったのだよ」グロリファイアーは腰に差したサーベルとするりと引き抜き、イアイを構える。その両肩からカラテが迸る。「後は貴様らを全員始末すれば、私の仕事は完了する」

「それでは貴様の仕事は永遠に達成しないと予言してくれよう!何故なら貴様如きに私を殺すことは不可能だからだ!」グロウコブラが一歩前に踏み込む。その足が僅かに震えているのをセルフハームは見逃さなかった。グロリファイアーの言葉は追いつめられてのヤバレカバレでもなければハッタリでもない。確固とした勝算があるのだ………自分達三人のニンジャを相手に!

「私の手間を省いてくれたお前達には感謝の念を禁じ得ない」言葉と同時、グロリファイアーのメンポの隙間から光が漏れた。セルフ・ヤルキ・ジツ。グロリファイアーから放たれる圧力がその重みを更に増した。「アマクダリの築く新たな社会、その礎となる権利をお前達に送る褒美としよう」

キリングオーラが辺りを満たし、空気がピシリと悲鳴を上げた。倉庫に沈黙が流れ、誰かがゴクリと唾を飲んだ。そして。「「「「イヤーッ!」」」」その音を合図としたように四つのカラテシャウトが重なり、静寂は打ち破られ、激しいニンジャのイクサが幕を開けた!

グロウコブラカナシバリ・ジツ:8d6>=4 = (3,4,2,4,1,5,2,3 :成功数:3) = 3
グロウコブラ精神力2

グロリファイア―回避:3d6>=4 = (4,2,3 :成功数:1) = 1

デンモト回避:3d6>=5 = (2,3,1 :成功数:0) = 0
デンモト精神力2
デンモト次手番行動不能!
デンモトニューロン:4d6>=5 = (4,4,2,6 :成功数:1) = 1

デスロールカラテ→デンモト:6d6>=4 = (2,6,1,1,6,5 :成功数:3) = 3 サツバツ!

デンモト回避:2d6>=5 = (3,2 :成功数:0) = 0

サツバツ:1d6 = (3) = 3 「苦しみ抜いて死ぬがいい」急所を情け容赦なく破壊!
デンモト精神力0
デンモト体力0!死亡!
サツバツボーナス:1d3 = (1) = 1

【万札:1】GET

グロリファイアースリケン→グロウコブラ:4d6>=4+3d6>=4 = (4,6,4,5 :成功数:4) + (3,2,4 :成功数:1) = 5

 グロウコブラ回避:6d6>=4 = (3,1,1,4,3,6 :成功数:2) = 2



セルフハーム二刀流→グロリファイアー:3d6>=4+4d6>=4 = (5,3,4 :成功数:2) + (1,2,4,2 :成功数:1) = 3



グロリファイアー回避:2d6>=4+3d6>=4 = (6,4 :成功数:2) + (4,2,4 :成功数:2) = 4 カウンター!

セルフハーム回避:6d6>=4 = (4,2,2,2,6,4 :成功数:3) = 3


ロック・ホーンズ・イン・リボーン・ヤクザ・クラン(その5)へ続く