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相手の関心に、関心を持つ。

「人の話を聴く」というのは、ほんとに奥が深うございます。

わたしは今まで、というか今でもたまにやってしまうのですが、妻の話を横を向いて耳だけ貸して聞いている、ということがあります。朝起きたばかりのときは特に。

妻「パンにする?ごはんにする?コーヒーは?」

私 妻を見ず、そっぽ向いて顔の表情を変えずに「パンでいいよ~ コーヒーいただきます~」

これがいかに良くないきき方かというのを説明します。。。


「平本式」は相手の話の聞き方について、「4つのきき方」と「目線」として解説しています。

①相手に関心が向いていない、「情報収集モード」 Me-mode

 意識の向き:自分の思考。

 目線:自分目線。

意識は自分に向いている。朝のわたし。これではテレビのニュースの音声を聞いているのと変わりません。相手はわたしの方を向いて話してくれているのにね。あまりこういうやりとりばかりしていると、そのうち朝ご飯を作ってくれなくなるかもしれません。。。ごはんばかりでなく夫婦関係も冷えてしまいますね。

②相手に関心を持つ、「判断・評価・分析モード」 I-mode

 意識の向き:相手。

 目線:自分の目線。自分の考えや判断、分析をします。

意識は相手に向いていますが、頭の中は自分の考えでいっぱいです。いつ自分の意見を言おうか、タイミングを狙っています。確かに相手に関心を持ってはいるんですが、相手はどうでしょう?話をした後で、気分がよくなったりするでしょうか?

女性が話をする場合、内容がどうとか、解決してほしいのではなく、ただ聞いてほしいだけのことが多いですよね。それなのに、男性はとかく問題解決をしたがる傾向にありますね。どうだ!これで一発解決したぞ!ってね。完全な自己満足ですね。


③相手の関心に関心を持つ、「相手目線モード」 You-mode

 意識の向き:相手の関心

 目線:相手

相手が見てる世界を自分も見ようとする状態ですね。

事例)息子にダメ出しばかりしてる私でしたが、息子が何が好きか聞いてみると、「ゲーム」だという。そりゃそーだよね。一日何時間もやってるんだから、それはわかる。そこで、「ゲームをしてて何が一番楽しいの?」と聞いてみると、「ボスキャラを倒すことだよ!」と笑顔で答えてくれた。

なるほどね。子供がゲーム好きなのは知ってたけど、どういうところが好きでやってるのかまでは意識や関心が向かなかった。それを聞いてくれたのが息子にとってはうれしかったのか、ゲームの事を色々話すようになりました。

自分の関心ごとを反応よく聞いてくれれば、それは嬉しいことですよね。 

④現場を俯瞰してみる、「俯瞰モード」 They-mode

 目線:俯瞰目線

 意識:空間なら部屋全体を上から見るイメージ

相手が悩みを持っていて、どうしてもそこから抜け出せない、そういうときはこの方法で見方を変えて、解決に導くことがあります。

わたしはこの4つのきき方のうち、①の情報収集モードと②の判断・評価・分析モードを使いこなしてきました(笑。

これからは③の相手目線モード、④の俯瞰モードを積極的に使って行こうと思いました。


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