野澤と落語と小野(前編)

あけましておめでとうございます。

年末に末広亭に落語を見に行ってきました。『さん喬・市馬二人会』っていう2022最後の寄席です。やっぱ漫才やるにせよ、コントやるにせよ、落語やるにせよ、プロの芸人さんってすごいですよね。さん喬師匠の「文七元結」と市馬師匠の「掛取萬歳」、非常にお見事でした。久々に落語を観て、結局お笑いを極めていったら最終的には落語に行き着くという理論がよく分かった気がします。落語にはコント、漫才、ピンネタの基本全部詰まってるから。
発声、笑いの取り方、間、想像させる演技力、フラなど全て。めちゃくちゃ面白かったです。

さて、今回のブログでは、落語と2022年のM-1ですっかり好きになっちまったコンビを絡めて話していこうかなと思います。
そのコンビはずばり、ダイヤモンドというものです。2021のおもしろ荘で優勝したネタが非常に面白かったのと、ニューヨークのニューラジオでゲストで呼ばれてて気になるコンビではありましたが、特に追っているとかではありませんでした。

https://youtu.be/7mT5VeKqDrI

ダイヤモンドが好きになったのはM-12021の準々決勝のネタと、2022年10月1日に開催された「囲碁将棋のオマエらには負けねぇから!」というネタバトルで披露していたネタきっかけです。準々決勝では「紙幣」、囲碁将棋のライブでは「レトロニム」(M-1 2022の決勝ネタ)というネタ。まず前者について。腹ちぎれるくらい笑いました。おもしろ荘の「スタバ」のネタとフォーマットは同じなのですが、見せ方めちゃくちゃ上手くなってる!と驚いたのと、単純にネタが面白い。じわじわ笑いの波長を狭めていくような笑いが新鮮でした。そして、後者について。これもめちゃくちゃ笑いましたし、客席投票も入れたのですが、「着眼点すげえ、、、」と感心しました。我々凡人の発想を上回る着眼点、これはダイヤモンドの武器です。間違いなく。
そして迎えたM-1 2022の準決勝。決勝進出者発表の時の、野澤さんの笑顔と小野さんの涙。これが好きになっちまった大きなきっかけの一つです。こんな表情豊かだったんだ!って後の進出者の名前数人聞き逃したくらいびっくりしました。
ネタ中はあんまり表情を出さずに淡々とボケていくので、勝手にポーカーフェイスのイメージがあったのかもしれませんが笑


二部に続く

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