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「まんがで分かる心理学超入門」要約

こんばんは!最近とても忙しくてなかなか要約に手が回らず、2日ぶりの更新になってしまいました...

本の要約は確かに優先順位が高いTo Doではないのですが、習慣を作れば継続できた経験として自分の自信にも繋がるのかなぁ?と思うので、

ほんとーにキャパってない日以外は頑張って続けていきたいと思います(笑)

今日読んだのは、「まんがで分かる」シリーズの心理学verです。

実は、以前から心理学には興味があったのですが、私が勉強していたのは営業などに使えるセールスコミュニケーションのものばかりだったので、この本で心理学について幅広く学ぶことができ、とても満足度の高い一冊でした☺️

では早速要約に入っていきましょう!

この本は、以下の登場人物によるストーリー形式になります。

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主人公のくるみは仕事がうまくいかず、大学時代にお世話になった教授に相談をしにいきます。

それが、袴田教授ですね。教授は、くるみのために普段は精神科医・教授の助手として働くユウ講師に相談を乗ってもらうよう提案します。

ユウ講師は、まず、心理学とは①基礎心理学と②応用心理学の二つに分かれると言います。ざっくり言うと、基礎心理学は心の法則を導くための学問で、応用心理学は基礎心理学をもとに実際の問題を解決していくための学問です。

応用心理学は、悩みの解決の糸口になる可能性が高いので、悩みが多い現代人は学んでおいて損はないと言います。

くるみは、上司との関係に悩んでいますが、そこで上司の4つの分類を表すPM理論が紹介されます。

PM:理想の上司

Pm:仕事人間(目標達成能力は高いが、部下への配慮は足りていない)

pM:平和主義(目標達成能力は低いが、部下とうまくやっていくタイプ)

pm:遊び人タイプ

Pは目標達成能力、Mは集団維持能力を表し、大文字であるときはその力が大きいこと、小文字であるときはその力が小さいことを表します。

くるみの上司はPmタイプであったにもかかわらず、今まで指摘をされた際に「すみませんでした...」とだけ言い、具体的な解決策などを伝えていなかったことが問題ではないかと指摘されます。

また、くるみは自分の仕事にばかり集中してしまい、周りに気を使うというセルフモニタリングの力が低いため、八方美人にならない程度に高めることも必要だと言います。

くるみは新入社員であり、最初の印象が悪くなってしまったということで、初頭効果(=第一印象がその後の印象に強く影響することが多い)を考えると不利な立場になりますが、単純接触の原理・ランチョン効果・ハロー効果などを取り入れていくと挽回可能なのです。

☆単純接触の原理=人は何度も見るうちにその人・物に対しての好感度が高まるという原理です。したがって、人に好いてもらうためには、その人に積極的に話しかけたり、会いに行ったりすることが効果的だということです。

☆ランチョン効果=人は、美味しいご飯を食べているとき、セロトニンという幸せを感じるホルモンが分泌されるため、交渉ごとや恋愛などでポジティブな返事が返ってくる可能性が高いという法則です。

☆ハロー効果=1人の人において、何か際立って優れていた能力があるときに、その他についての評価も(実際よりも)上がりやすくなるという傾向です。(例えば、学歴がいい人は仕事もできるというイメージを持たれる、など)

このアドバイスをもとに、くるみは上司との関係を持ち直すことに成功します。

次にくるみに立ちはだかった壁は、同期の友人と仲良くなる、です。

人と仲良くなる際には、まずオープンポジション=相手を受け入れ心を開いていることを示す姿勢が大事だど言います。

また、相手が何を考えているかわからない際には、非言語コミュニケーションを参考にするのも一つの方法です。

例)

まばたきの回数が多い→緊張している

喉もとを触りながら話している→嘘をついている

前傾姿勢になりながら話を聞いている→相手の話に興味がある

これは、あくまでも参考程度ですが、サインとして相手の感情を読む際に生かせることがあると言います。

また、相手に対して「断り」を入れたい場合、主張的反応が有効です。

主張的反応とは、自分の状況を伝えつつ、相手のことも配慮することです。

例えば、仕事に断りを入れる際、「今忙しいのでできません!」というのは攻撃的反応で✖️、「...(断れずに)承知しました..」というのは非主張的反応でこれも✖️です。

一方、主張的反応は「今は他の〇〇の資料作りで忙しいので、明日であれば対応できます」○です。このように、自分の主張もしつつ、相手がそれをどうしたら受け入れてくれるかまで考えるのが大事だと言います。

また、人間には社会の中で自分や自分が選択したものがどう評価されるか正確に知りたいという願望があるため、それを理解した上で人と関わるということが重要だと言います。

それを理解するということは、多少相手から比較されるような言葉を言われたときに、相手の本当の意図を読み取ることが必要なのだということです。悪気がなく言ってしまった場合には軽くスルーし、悪気がある場合にはそのような人はなるべく避けるべきなのです。

また、同期の中でも「何を考えているかわからない」という人に対しての対処方法が挙げられます。

くるみは、資料を大胆に落としてしまった際、その黒田という同期から舌打ちをされた後、「ごめんなさい!」とくるみが謝ったら「全然大丈夫だよ!」という真逆の反応をされたという経験をします。

そこで、ユウ講師は黒田くんは敵意帰属バイアスが高い人だねと言います。

敵意帰属バイアスとは、例えば、少し肩がぶつかっただけでめちゃめちゃキレるおじさん、と言ったような一つの悪い行動を過大視してしまうような傾向のことです。これが高いと、攻撃的・反社会的な性格になってしまうことが往々にあります。

そのような人に対しては、小さな頼み合いをお互いにしていくことによって信頼を積み上げること・叱り方のマナーによってビシッと伝えることが必要だと言います。

叱り方のマナーとは、「かりてきたねこ」で表すことができます。

か・・・感情的にならない

り・・・理由を話す

て・・・手短に

き・・・キャラクターに触れない

た・・・他人と比較しすぎない

ね・・・根にもたない

こ・・・個別に話す

皆さんはできていましたか?(笑)

同期と仲良くなってきたところで、くるみは、大学の体育会部活の優秀成績者にくるみの会社の製品について意見をもらいに行きます。

スポーツをするにあたっても心理学は生かせるという話になり、まずはルーティーンで緊張を和らげることが必要だと言います。

また、嫌な仕事・場面に遭遇した際は、それにふさわしい役をなり切ることでストレスを軽減することができます。(例えば、スポーツ選手が記者会見で嫌な質問をされたとしても、自分は有名なスポーツ選手だからこんなに注目されているんだ、と思うことによってストレスは軽減されるそうです)

そして、人には無意識のうちに成功を回避するという傾向があるため、アファーメーション(=目標を明確に宣言すること)や自己効力感(=根拠がなくても自分ならできると勝手に信じること)によって成功回避の思考を打破する必要があると言います。

くるみは結果として、社内での人間関係にもストレスなく対応できるようになり、仕事も順調にこなせるようになった!というハッピーエンドでした!

いかがでしたか?

私自身は、人に気を使ってしまうことが多く、自分の気持ちよりも人の気持ちばかりを考えてしまうタイプだったので、自分の欠点を補うのに役立ちそうな方法・理論が出てきていて、とても参考になりました。

心理学は、絶対という学問ではないですが、優位性があるということで、学んでいて損はないですし、人間の考え方・行動の仕方の基礎を学んでおくことは、自分の周りの人のタイプを考えるのに役立つ可能性は高いんじゃないかな〜?と思いました。

この本のおかげで心理学に興味が湧いてきたので、次はもう少し深掘りした本にもトライしてみようかな〜と思います!

ではまた明日お会いしましょう👋

おやすみなさい💤

うみえ

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