孤独死、死因判明。

じいちゃん死んだみたい。
叔父の軽い感じの言葉に私は無念という言葉しかなかった。
何で、どうして。
祖父は再婚相手で婿養子、よって血縁関係はない。
うちの父は次男ではあるが離婚しており、私も個別の戸籍となっている。
昨日、叔父が警察署に行った。
特に説明も何もしない。
あれこれごねた結果、結局読経の後火葬という簡素段取りを踏むことに。

その後については警察署に電話し、誰が引き取りするのかやり取りをした。
ふと思った、私は死んでいたことは聞いたが詳細は聞いていない。
この後帰り誰かに何か聞かれたらどう答えたらよいのだろう。
そう再度警察署に電話した。詳細は電話で教えてくれないかもしれない。
だけど、もしかしたらここまでやり取りしていたので教えてくれるのかも。

色々説明し、結果こちらもある程度の段取りや挨拶をご近所にお知らせするにあたりなにか問われたらどのように説明したらよいでしょうか?

具体的に教えてくれた。
死亡推定は5/1頃。
血圧を下げる薬を飲んでいた。
それは朝に飲むもので、朝服用した様子。
5/2~5/12の分はそのまま残っていた。
5/3電気代の検針票が扉に挟まっていたがそのままになっていた。

最期に4/29に体調が悪いから風邪薬を買いに行くとよく行く酒屋のおばさんに言っていた。
ここからおそらく5/1朝は薬飲み生存していた。
しかし5/2朝の薬を飲んでなかった。
ここまでわかった。
検死でわかったこと、外傷はない。鍵も閉まっていた。
おそらく脳血管疾患によるもの。

私は結果叔父から何も説明も受けることなく、淡々と事実を言われ電話を切った。
色々やってくれる、叔父の幼馴染から電話。
「一通りの手続きは終わった。しかし、写真の手続きができなかった(遺影)家に入れないから」
あれ?規制線ないはず。叔父さんが貴重品預かっているはず。
聞けば、「怖くて入れない。だから遺影無しでやる。お前が帰ったら入って探してくれ。俺は入らないって」
涙がでた。
私だって気持ちの良い話じゃない。
正直怖い。
でもね、それくらいしてあげたっていいんじゃない。
血縁関係なくても、戸籍上父。
叔父が小学校高学年に婿養子に来た。
一緒にいる期間短くても父じゃない。
この冷血、無情さに泣いた。
じいちゃんごめんって。

色々意見はあると思う。
だけど、私が最期にできることだと思う。
最初の扉開け、そして最低限のかたづけ。
お線香あげてあげよう。

そんな薄情な叔父、祖父も居ない家。
きっとその家に帰るの最後になるだろうから。
最期は苦しかっただろう。
さみしかっただろう。
日々の体調不良に不安もあっただろう。

そう思うと無念でならない。
私はたった一人の母には絶対その思いはさせたくない。
ボケてもいい。
最後まで迷惑かけてもいい。
そう思って生きていく。

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