政権批判を繰り返すことで民主主義は発展することと余剰金が世の中を発展させる。

 皆さんは政権批判をしていますか?
 私はやってます。どんな政権でも批判をしています。自民でも民主でも政権を取ったら批判され続けるべきだと思っています。
 その上で、どちらがより国民に対して真摯に向き合ってきたのかを比較することも大事だと思うのです。
 いつまでもうだうだと大臣職にしがみつくのではなく、すぐに大臣を辞職したりするのは国民に向き合っている証拠だと思うわけです。
 また、ダメな法案もすぐに撤回や修正が出来る方が政治に対しても真面目であると言えます。身内優遇ややたらイベントにお金を回すような政権は下の下なのです。過去における滅亡国家の代表例の一つに巨大施設の建設で国家を疲弊させるというものもあります。オリンピックも万博も過去の滅亡国家の宮殿づくりと何が違うのでしょうか。今も昔も国民は物価上昇や増税に苦しんでいます。

 そんな感じで世の中の余剰金が今は極めて少ないように思えます。そしてこの余剰金の少なさが世の中をさらに窮屈にしていくのです。少し考えてみたら当たり前ですよね。生活にかかる部分と税金を引いて残されたお金がなければ誰も何も買えません。食費を切り詰めて趣味に回す人もいるかも知れませんが、そんな無理はいつまでも続きません。今はこの薄くなった部分をみんなで取り合っている状態です。この部分を増やすことができれば世の中はよく発展します。じゃあ、どう増やすかですが、それはとても簡単なことです。

 一つには天下りの廃止です。度々出てくる話題かと思いますが、天下りを減らしたところでどうなるのという人もいるでしょう。民主党政権時代に独立行政法人にメスを入れましたが官僚たちの逆襲にあい頓挫しました。さらに次の安倍政権で企業への天下りが状態化しました。天下りを受け入れた企業は法人税の減税を要求しやすくなり、政治家は法人税の減税分を埋める形での消費税の増税で応えました。企業は浮いた分の余りで政治献金も出来るようになりました。そうすると官僚の天下り先もどんどん増えていきました。

 このサイクルが生まれたからこそ、社会保障費に充てられるはずの消費税の増税分が雲散霧消し、更に消費税20%説やさらなる増税論に繋がっていくのです。

 天下りの廃止をしようと思っても官僚の抵抗は凄まじいでしょうから、彼らには恩給で答えれば良いのです。企業や独法への天下りを無くすだけで世の中はかなり良くなります。例えば、今のような天下り受け入れをするとよそ者がいきなり理事になったら従業員の不満は増えるし、労働意欲は減ります。また余計な口出しによって業務は混乱したりバカな決定のせいで企業が不祥事や倒産することも有り得るでしょう。なので、恩給が一番良いのです。

 2つ目はやはり政権交代でしょう。ありきたりですが、政権交代が一番です。更に政権交代を繰り返すことがこの国の民主主義を成長させるのです。
 有権者がバカな選択をしない。ということが必ず行われるなら別ですが、この国では「焼きそばを食べてくれたから投票する」などという原始人がいるのです(これは原始人に対して失礼だったか)。他にも「握手したから」とか「○○さんに頼まれたから」投票する人も多いです。これらの有権者はミジンコ以下です。ミジンコには悪いですがそれくらいの脳みそしか持っていません。ミジンコに脳があるのか知りませんけども。

 政権を批判できないという社会は非常に危ういし、貧乏になっていくものです。また多くの有権者が心と脳を入れ替えて政治をコントロールしていくようになれば世の中の余剰金は増えることでしょう。そうすればもっと好きなアイドルにお金を投げることも好きなお店で買物も食事もできるようになります。そしてそれは世の中を大きく発展させるでしょうし、単なる趣味の中から新しいものが生まれてくるでしょう。余裕がなければ人類は人ではなくロボットか昆虫のように動くことしかできなくなります。悪い奴らは私達を人間を人で無くす蟻地獄に落とそうといつも狙っているのです。

 人間が人で有り続けるために政権批判をしましょう。

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