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【詩】いらない

眠くならない
そんなよふけに

たばこを
何本もふかしても
気分をまぎらわすことが
出来ずにいた

何かをしてもらいたい
という明確なことがあるわけでもないのに
無性にまえの恋人に電話をしたくなる

淋しいのかもしれないけれど
淋しくなんてないのかもしれない

大音量で音楽をきいて
自分のこころの声をかき消したように

ためいきで
吐きだしたけむりを消したように
すべて、消えちゃえばいいのに。

こんなうす暗い
よあけ前のような感情なんて
いらないから


【28歳の夢物語】

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