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【詩】思い出の欠片

音楽をかけながして聞いていたら
以前に付き合っていた君がすきだと言っていた
曲が流れてきたので

僕の中にある君との思い出の欠片が輝いた

元気にしてるんだろうか
きっとあの頃とは変わってしまっただろう
君をあの頃のまま想像してみる

僕はあの頃のまま
人付き合いが下手で
そのことで
今日、少し元気がないんだよね

音楽の趣味も
まるで違うふたりだったけれど
なぜか君が好むものはすきになれたり

美味しそうに食べるので
苦手な食べ物も思わず食べたくなったりしたね

ああ、そうだ

僕も君のなかで
思い出の欠片になれているのなら
なんとなく、明日から元気になれると思うんだ

今日はそう考えてやり過ごすことにした


37歳の着地地点

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