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手作業で収穫まで無農薬で栽培。重労働の中、大切に育てられる愛媛県産のよもぎ

UMI+MIDORIのよもぎオイルの原料となっているのは、愛媛県産の乾燥よもぎです。よもぎは、オーガニック原料ですか?とご質問をいただくので、こちらのアンサー記事を書かせていただければと思います。

よもぎは、いつが生産時期なんでしょうかね。私の自宅付近では、皆秋になるとスパッと枯れてなくなってしまいました。UMI+MIDORIで使用している原料のよもぎについて少しご紹介します。

よもぎは、草餅やよもぎ団子でお馴染みですが、正月になると私の田舎でもよもぎ餅を実家で作っていました。道端のよもぎは、犬のおしっこがかかっているかもしれないから、場所を選んで摘み取ってきたよ、なんて正月の会話をしていました。私は小学生の時から祖父にお灸を据えていましたが、もぐさの原料としても長年お世話になってきた有難い植物です。

万能薬のよもぎ

これほど田舎では大変身近な植物のよもぎ。私の愛媛県の自宅の近くにもよもぎがたくさん自生しています。よもぎは、病気をおさめるという意味から、「艾葉(がいよう)」と呼ばれ高い薬効を持った植物と言われます。

よもぎにはビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれていて、血液中にある老廃物を体外へ排出したり、新陳代謝をよくしたり、血液をきれいにしたりしてくれる効果も期待できると言われます。UMI+MIDORIではこのよもぎを低温で抽出したオイルをメインのオイルに活用しています。

よもぎは、食べることも、またお灸にも、お茶にも、そして銭湯に行くと薬草風呂でも使われている万能生薬です。田舎に住んでいるとよもぎ自体はあまりにも身近な植物なので特別感もないほどだったのですが、私自身福岡や大阪に住んでいた時は、わざわざ足を運びよもぎ蒸しの体験を求めるほどでした。これほど全国でもよもぎ蒸しのサービスが広がっていることも納得できるほど、人によってポジティブな体験ができる植物です。

UMI+MIDORIの原料となるよもぎの生産

よもぎの田植えは、11月〜2月下旬ごろまでに、来年の収穫分のよもぎの苗を畑に植えて始まります。よもぎの苗は新しいものを仕入れて植えるのではなく、収穫後の土の中にある苗を掘り起こして苗に植えていきます。何年か毎に休ませながら、畑によって収穫のタイミングを見ていきます。

収穫の期間までの間の雑草は、手作業と草刈機で丁寧に雑草の処理を行い、農薬を一切使用せず、畑のよもぎを育てていきます。その際に発生した虫も、全て手作業で行うため、大変重労働なのです。この過酷な重労働の中、高齢化が進む土地で、畑を休耕田させながら、よもぎの生産は行われています。

このよもぎの収穫は、6月ごろから行い、8月中旬〜下旬にかけて1年間のよもぎ原料をまとめて収穫します。

よもぎの需要自体は大変高く、よもぎの利用用途自体がまだまだ開拓の余地があります。ただ、よもぎの栽培の現場の声として栽培はとても難しく、水はけを良くするために、畝を高くしたり、ここ最近の気温変化に対応するための工夫など毎年課題が増えていきます。農薬を使用しないこと、これをクリアするためにはよもぎの生産地では多くの工夫がなされています。今年は収穫が終わってしまったので、来年度の生産時期の様子をぜひ私も直接みなさんにお届けできればと思っています。


https://camp-fire.jp/projects/view/686097


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