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自分の思いが形になってきた!

人生には大きなうねりのような運気の時がある。振り返るとわたしにもそんな時があった。

初めてだらけのことにチャレンジして、ただひたすら走り、夜も寝ないでクタクタになって、それでも最後は泣きながらゴールにたどり着いた、あの経験が今ではわたしの人生の最高の宝物なのだ。

今回、ひょんなことでそんなうねりを再び経験することになった。もう何度もお話ししているけれど、クラウドファンディングにチャレンジすることになったのだ。まさか自分がクラファンのチャレンジャーになる日がくるなんて過去のわたしが思うはずもない。

とにかく、初めてのことばかり。詳しいよという方々にお話を聞いてみても、尋ねる人によって意見が異なる。

ただ一つ、安心できる点は、noteと同じだということ。クラファンでは表現できる自分のページがもらえる。そこに、ありったけの自分の思いを書くことが出来る。

わたしはnoteに一人でやってきて、そこからスタエフにいき、ほとんど人と会うこともなく文章を書き続けてきた。一人で書いて、一人で話してきた。

そんなぼっちなわたしが、いつまでも考えていないで起業してごらんよと軽~く背中をおされ、ついでにクラファンやってみればといわれ大きなうねりの中に放り込まれた。

すると、一緒にやるよという人が一人、また一人と現れた。

そうして、白紙のページが徐々ににぎわってきた。

わたしはモノを販売したいわけじゃない。形のないものを外に出そうと動きはじめたのだ。「女性の働き方を変えたい」というざっくりとした言葉を掲げながら。

それでも、コツコツと積み上げてきたSNS上の過去の言葉たちが、わたしの活動を支えてくれた。わたしの書いた、話した言葉を、本気で信じて集まってくれた人がいた。

これなのだ!

わたしが求めていたのはこれだったのだ!

女性の働き方を変えるのは女性じゃなきゃいけない!

誰かに変えてもらうんじゃだめだ!

不満は自分で外に出し、自分で変えてこそ、はっきりと自分の権利が自覚できる。日本では、婦人参政権も、均等法も、女性が動かないまま手にできた。それじゃだめなのだ。自分のことは、誰かにやってもらってちゃピンとこない。

女性は会社で基幹職として働くチャンスが少ない。ならば個人事業主でと思うけれど、現実には5年その仕事を継続できる女性というのはかなり少ない。女性が働くことが本当に難しい社会なのだ。

だからわたしは女性同士が手を繋ぎ合うことが絶対に良いと思っている。

このクラファンでは、そんな個人で働く女性たちも同時に応援する!

応援し合うクラファンなのだ!

なぜって、この社会は一人で生きていくには厳しすぎるから!

このクラファンを立ち上げる際、営利目的と怪しまれ突っ込まれた時もあった。そんな人にいくら説明したって無理なのだ。それくらい経験で知っている。女性の働き方を変えたい!と口にしても、全員になんか届かない。

わたしはこのクラファンで小さな声の女性たちが束になって声をあげ始めた!というムーブメントをおこしたい。またまた、じょうだんでしょう~、それってNPOの役割でしょ!なんて思う人もいる。

けれど、わたしは女性が稼げない世の中を変えたい。いつか人を雇いその人の働きに見合う賃金を払う会社を経営したい。だから起業したい。その起業家がクラファンをやることを嫌う人がいるけれど、わからない人にはきっとわからないだろう。わたしは少なくとも大学でNPO学の単位を複数とり、実際にNPOでボランティア活動もしてきた。その上で起業を選んだのだ。

そして、クラファン後に起業しようと思っていたけれど、それならばと動いた。ようやくクラファン前に起業できそうな目途もたった。これであなたのためにお金を集めたいんでしょ!という声にもう耳をふさがなくてもいい。

わたしは自分のためにクラファンをするつもりはない。これは社会を変えるための活動の第一歩だ。そのために多くの人に普通の女性こそ働き方が変わらなきゃダメなのだという声を届けたいと大真面目に思っている。わたしはそんなふうにもう10数年生きてきている。笑われたっていつだって本気だ。

何度もくじけそうになったし、何度も泣いた。

そんなわたしを見て、スタエフで仲よくしてくださっているうしがらさん中島みゆきのファイトを朗読して下さった。

あたし中卒やからね 仕事をもらわれへんのやと書いた
女の子の手紙の文字は とがりながらふるえている
ガキのくせにと頬を打たれ 少年たちの眼が年をとる
悔しさを握りしめすぎた こぶしの中 爪が突き刺さる

私 本当は目撃したんです 昨日電車の駅 階段で
ころがり落ちた子供と つきとばした女のうす笑い
私 驚いてしまって 助けもせず叫びもしなかった
ただ恐くて逃げました 私の敵は 私です

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

中島みゆき「ファイト」の歌詞


その夜、いや、夜中2時過ぎ、わたしは彼女の朗読を聞きながら号泣した。わんわん声をあげて泣いた。その声を自分で聞いてまた泣けてきた。どうしてこれほど泣きたかったのかわからないけれど、泣けて泣けて仕方がなかった。

そして、元気になった。

諦めなくてよかった。

その夜中、これは最後まで絶対にやり遂げると決めた。

転んだ時に手を差し伸べてくれたのは人だった。本気で応援してくれる人がいる、それがどれほどのパワーになるか知った。

そしていつか、わたしも誰かにこの気持ちをお渡ししなきゃと思っている。

まだクラファンが完成した訳でも、成功したわけでもないけれど、わたしはもうすでに嬉しくてたまらない。

このクラファンは「女性の労働」に関わったわたしの10数年間の集大成になるだろう。

小さな声の女性たちの声が外に出ていくと信じている。この歪みのある世の中を大急ぎで変えたいと本気で思っている。そして今、それが出来そうな気がしている。

それはきっと仲間が出来たからだ。

わたしは今日はとても幸せだ。


※最後までお読みいただきありがとうございました。


※スタエフでも話しています。

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