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2023年、ありがとう。


大きな仕事の後は、少し頭と心と体の調整が必要な気がする。

2023年は、フリー2年目だった。だから4月には、よっしゃ、やったるぞ!と気合を入れ、思い切って色々なところに顔を出しはじめた。

7月にはnote創作大賞にエントリーした。大忙しの日々の中、過去記事をリメイクして徹夜して2日で書いてギリギリ投稿した。

これで弾みがついた。

ここから応援して下さいとstand.fmでガシガシお願いをした。

なるほど、ここからわたしはお願いをすることができるようになっていたのだった。


そして、間もなくクラウドファンディングを勧められ、仲間を募り、ようやく巡り合ったのがstand.fmのマリモさんだった。彼女とならやれる、そんな気がした。だから動き出せた。もう忘れていたけれど、それが9月15日だったと彼女に教えてもらった。

そして10月26日に会社を立ち上げ、12月17日まで30日間、クラファンでは走りに走った。顔出ししても良いよと写真を一緒に撮ってくれた人、コラボを映像に使って良いよと言ってくれた人、応援のコメントを寄せてくれた人、困った時に恐ろしくシャープな答えをくれた人、たくさんの人たちの力を借りながらクラファンの文章を必死で書いた。

誰かに届けと思いながら必死で書いた。

そして、stand.fimのこうやさんがリターンを引き受けて下さった。このリターンに5名の方が参加して下さった。初めてのことばかりだった。クラファンで最も重要なのはリターンで、これは商取引で、クラファンサイドも神経を尖らせている。何か一つでも問題があると後々大変なことになる。そんなことを知ったのも、クラファン準備が本格始動してからだった。

振り返ると、集まって下さったのは誰もが良い方だった。皆さんお仕事がある中、申し訳なく思うほど、実に気持ちよく動いて下さった。これはもう幸運としか言いようのない方々の集まりだった。


このクラファンの過程で、わたしはこれから自分がやっていきたいことのしんどさを思い知り、そして、どんどん覚悟が決まり、いつしか平和な日本で武士のような気分になった笑。

北風を思いっきり浴びて、友達と知人の断捨離が完了しました、なんて笑っていたけれど、クラファンが終わって2週間が過ぎて、ようやくあの生々しい人々の罵声が自分の体から消え始めている。

それから、押し売りメンターさんからの連絡は、疲弊したわたしのメンタルにクラファン後遺症のように届いた。仲間だと思っていた人に詰め寄られ、近くにいると思っていた人にスルーされた。SNSもリアルも同じか、と思っていた。

けれど、ブレなかった。10数年、これはおかしいと考え続けてきたことなのだ。誰がなんと言ったって、このままじゃおかしいと思ってきた。まさかの女性が北風かい〜と思ったけれど、だからこそ、この社会はなかなか変わらないと思い知ることになった。

ある意味、それがよかった。古くて新しい問題は、多くの人が今更変えたくない問題だし、考えたくもないテーマでもある。そんなことを思い知った。



2023年、わたしは沢山の人に嫌われた。

恐ろしい年だった。

けれど、不思議と沢山の人に好かれた年でもあった。


だから、これでいいんだとようやく思えた。

以前のわたしは人に嫌われることを恐れているというよりは、避けていたんだと思う。だから書けなかったし、話せなかったし、動けなかった。

けれど、そんな生き方が幸せなのかと問われると、絶対にそうではなかった。

八方美人の生き方は多くの人と繋がっているように思える。けれど実はそんなことはない。皆と同じ方向を向いて、皆と同じ言葉を口にしていても、本当はあまり人とは繋がれていない。

なぜって、そんな八方美人では、自分の言いたいことなんて言えないし書けっこないから。

今あるものを変えたい。だからこそ抵抗がある。北風が吹く。そして無視される。

面白いもので、八方美人をやめたら、わたしを本気で応援して下さる人が増えてきた。それは感覚的なものだけれど、いつしかわたしを嫌う人の顔は見えなくなった。もう見なくてもいいと思えるようになった。

しかも、気がつけば仲間ができている。

それは、わたしが嫌われたから。

嫌われるような動きをすることができたから。


覚悟とはそんなものだと思う。

失うことが怖いと思っていたけれど、本当は最初から失っていたのだ。

だからもう恐れることはない。


今はとても静かな気分だ。

わたしは女性の働き方が変えたい。

2023年はわたしが絶対に通過しなければならない大切な一年だったと今ならはっきりとわかる。

生まれてはじめて、人前に立ち、自分で旗を振ると決めたのだ。

なんてこった。

なんて真面目なんだと思うけれど、まあ、仕方がない。

わたしには変えたいものがある。


※今年一年お読みくださりありがとうございました。


※スタエフでもお話ししています。

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