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【読書感想】現場の声には力があるを実感!
昨日『話すチカラ』についてのさわりをご紹介した。するとスタエフでコメントをいただいた。
安住さんは齋藤さんの教え子だったんですか
というもの。そう、このお二人はかつて先生と教え子。
今日はそんなお話しを少し。
先生と教え子
齋藤先生と安住さんは仲がいい。彼らには長いお付き合いがおありだ。
安住さんがまだ学生だった当時、明治大学には夜間部があり、1部の学生も2部で教職課程の授業が受けられた。安住さんはその授業を受けられ、そこで出会ったのが専任講師の齋藤先生。
齋藤先生はかつてメディアで「彼は驚くほどシャープな学生さんでした」と当時を振り返られていらした。
そんなお二人の共著から3点ほど印象に残る言葉をご紹介したい。
失敗を乗り越える方法
安住さんは毎日のようにイヤなことを言われ傷つくとおっしゃる。普段は体型に気を使っているけれど、本当に理不尽な思いをした時には思いっきりカツカレーを食べるのだそうだ。一種のおまじないのようなもので、これを食べたら気分が元にもどるのだそう。
齋藤先生の場合は、美味しいものを次々に食べたり、サウナに入ったり、映画を立て続けに観たりと凝縮した数時間を過ごすと気分が変わっているといわれる。
ただ自分のミスで失敗した時には何をしても無理だとおっしゃるのが安住さん。仕事のミスは仕事でしか取り返せない。だから同じ状況でもう一度勝負して勝つ、それが唯一の解消法だそうだ。
ネットに振り回されない
否定的なコメントを見かけた時、安住さんは、投稿主のページをたどり、その方の過去のコメントチェックをするという。
で、投稿主が否定的なコメントばかりする人なら「そういう人だから仕方ない」と割り切り、逆に真っ当なコメントをする人ならその人の意見はある程度受け入れる。
ただ批判された時にすべてを受け入れることはしないし、一部の人の言葉に振り回されないようにするといわれる。
さらに安住さんは逆BPOというユニークな機関を立ち上げていらっしゃる。BPOとは放送倫理・番組向上機構。
それは放送人をケアするのが目的。視聴者からの偏執的なクレームや、不可抗力で傷つく放送人がいる。だからまわりに理解してくれる仲間を作りグチを共有することで救われるのだそうだ。
全力をつくす
テレビというメディアが曲がり角に差し掛かっている今、安住さんはあえて一会社員としてメディアを変えたいと思われているようだ。
それに対して齋藤先生は、スポーツでもスタンド組ではなくて、たとえ試合に出られないベンチ組であっても必死に声援を送る人の姿に心打たれるといわれる。
その上で、
与えられた持ち場で全力を出している人の姿は、誰かが必ず見ているものです。常に全力でとり組んでいる人は、やがて評価され、必ず大きな仕事を貰えるように社会は出来ています。
とエールを送られる。
この「社会は出来ています」という言葉にわたしは惹かれる。
現場の声
わたしはスタエフで配信をはじめてもうすぐ2年。音声配信はその日の調子が声に出る。
テレビではより自身が晒される。そんな場所で日々戦ってこられたお二人だからこそ、その言葉は胸に響く。それは間違いなく現場の声だ。
お2人はこの本で、
●liveは不測の事態をワクワクしながら楽しむ
●いつもと違うことにチャレンジする
●流行りものに接しておく
そんなことを言われている。
サラリと書かれているけれど、これは実際に日々試されているのだろう。たかが言葉を伝える仕事だなんて言われそうだけれど、その言葉がいかに伝わりにくいものか、お2人は誰よりご存知だ。
夢は叶えるもの
わたしは本日宮城県在住のPFアキさんにこんなありがたいコメントをいただいた。
umi ✨さんのStand.fmを聴いてファンになりました。 たぶん、セミナー講師とか 言葉を使ったお仕事されてるんですよね 。
と。
こんな嬉しいコメントをいただける日がくるなんて!もちろんわたしはまだセミナー講師ではない。それはわたしの目標の一部。今はそんな活動に備えてスタエフで練習中笑。
最初は原稿を読み、次に原稿なしの収録配信。そして配信530本を超える今はliveで配信。まだ伸びしろだらけだけれど、ほんの少し何かを変えるだけで自分は変わる。
お二人のお話しが身に沁みるのも、わたし自身こうした小さなチャレンジを続けいるからだと思う。
書くことも話すことも直ぐには上達しない。時にへこたれたり、厳しいお言葉をいただくこともある。けれど時にこんな素敵な言葉が頂けることもある。
だからわたしも全力を尽くしたいと思っている。夢がある。今はそこに本気向かっていきたいと思っている。
よりよく生きていくための秘訣
そして、yahoiさんが連載されていた恋のお話が余りに素敵すぎて、先週記事を書かせていただいた。するとその記事に対して、ご本人がこんな素敵な記事を書いて下さった。
noteは繋がれる場。
yahoiさんとわたしは速達でお手紙をやり取りするように記事を書きあった。
面白い。
なんといってもyahoiさんの文章には体温が感じられた。
安住さんは、話し手も聞き手も、真剣に向き合っていると、お互いに心の炎を交換することが出来ると書かれている。
まずは自分が燃え上がり、なるべくたくさんの炎を相手に伝える。そして、相手からもたくさんの炎をもらいながら話す。これはコミュニケーションの基本であるだけでなく、よりよく生きていくための秘訣
だと。
これは書き手と読み手にも言える。そう思う。
おわりに
きょうは夕方何をテーマに話そうと思っていたら、スタエフにコメントが届いた。それならと『話すチカラ』についてもう少しお話ししたいと、noteにもそのことを書いた。
安住さんは、
芸能の世界には「演者は観客が育てる」という言葉があります。とにかく人前で話す実践こそが、話すチカラを養います。
と書かれている。
これは書くこともまたしかりだと思う。
読んでくださる方がいるからわたしたちは徐々に書けるようになるのだと思う。
そのことに感謝。
※最後までお読みいただきありがとうございました。
※スタエフでもお話ししています。
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