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10時間、ひたすら楽しむ。

今朝、家を6時過ぎに出て箱根へ向かった。

お正月も過ぎたし、とおもいきや、7時37分、新宿発のロマンスカーはほぼ満席。

仕方なく友達とは通路を挟んで座ることになった。前の席には海外からの旅行客8人が座っている。箱根は海外からの旅行者でごったがえしている。

目的は食事と温泉を楽しむこと。介護中の母に、朝食と簡単なお昼を用意して家を出て、なんとしても夕方6時までには帰りたい。

そのロマンスカーは箱根湯本に9時過ぎに到着。考えていたよりはるかに早い。ならば箱根神社へ行けるのでは?とバスに飛び乗った。

といっても、バス待ちの列がジグザグに続いている。これは一台見送ってしか乗れないね、と諦めかけた時、誰も並んでいない元箱根行きバスがやってきた。まあどうにかなるよねとそのバスに乗り込んだ。

これが、昨夜突然決まった行き当たりばったりの小旅行の始まりだった。

けれど、わたしはロマンスカーでも、バスでも、座った途端コトリと寝てしまう。どうしても起きていられない。友達に、よほどお疲れのようだと笑われた。それにしても、この揺れがなんとも気持ちいい。

今年は辰年だ。

九頭竜神社がある箱根神社は大変な人混みに違いないと思いきや、案外空いている。

鳥居に謹賀新年の文字が。
ここからしばらく山道を歩く

階段にも、さほど人はいない。

風が冷たい。

木々からマイナスイオンが降り注いでいるよう。

階段を上り切ると、やっぱり人、人、人だった。やっぱりね。

茅の輪は、シンプルにくぐるだけのよう。

そうして、ようやく本殿へ。

思いつきできたというのに、ここに来て、折り入って神様に願い事があるような気がしてきた。

けれど、後ろに人がピッタリと並んでいて、欲は出せない模様。家内安全だけお願いしておく。

ならばと、その隣の九頭竜神社にお詣りすることに。

こちらは、少し落ち着いた人の流れだった。ここでは少し落ち着いて、会社の繁栄とビジネスで良い出会いがあることを祈願した。

それにしても見事な龍の天井画。

お互いにおみくじは見送った。もう神様にお願いしたしね。なんて言いつつ階段をおりた。


帰りのバスは道路が混み始め、片道一時間半もかかった。と、ここでもまたもや爆睡。どんだけ疲れてるのと友を驚かせてしまった。なぜか眠くてたまらない。

お昼は中華を。時間が押しているため、それぞれアラカルトを注文。

もうわたしはそれほどは食べられないという友の分まで引き受け、ガッツリ食べた。なら、春巻きはやめておけばよかったのにね。

ここでようやく本日の目的の温泉へ。これはもう申し分なし。凍りつくような外気が、露天の良さを引き立てる。

温泉はやはりいい。お昼過ぎの露天風呂は貸し切り状態。


ここで、甘いものが食べたいという友にお付き合い。久しぶりに美味しいコーヒーをいただきながら、話が止まらない。もうその方は秋まで予定が入っているのだという。凄い。とにかくよく動く人だ。

最後はロマンスカーにギリギリで飛び乗り、再び爆睡。

別れ際、よく眠れて良かったね、きっと体の緊張が取れたんだね、と言われた。なんだか申し訳なかったけれど、体が軽く感じられる。

わずか10時間のフリータイム。これほど楽しめるとは。なかなか予定が合わず、宿泊はできないけれど、こんな楽しみ方も悪くない。


※最後までお読みくださりありがとうございました。

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