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感謝。

近頃は毎朝、夫と家を出て、駅までの片道を一緒に話しながら歩く。そして、帰りにはコンビニでサラダとヨーグルトを買って帰る。あ、アイスクリームもね。それが、ここ数か月の日課になっている。

片道10分程度だけれど、不思議と十分に話しができる。特に近頃は玄関のドアを開けた途端、ふわりと体に届く清々しい空気にご機嫌になる。大きく深呼吸をしたくなる。もうすっかり秋だ。汗をかかないというのはそれだけで実にありがたい。

それから、なぜだろう、毎朝会っていたご近所さんとはもう会わなくなった。電車の時間を変えられたのだろうか。ちょっとだけお互いにバツが悪かったので、これまたありがたや。

それにしても、わたしたち夫婦は、近頃どんどん変化している。以前なら顔をしかめたようなことでも、もう今は夫はどれも普通に受け止めている。近頃はどうしようもなく忙しく、夕飯にお惣菜を買って並べるのはまだましな方で、どうにもならない時にはお弁当だって並ぶ。以前であれば考えられなかった食卓の変化だ。そんなことも夫はいっこうにへっちゃらだ。

最初はまったく本気にしていなかった起業だった。それを夫は今は普通に受け入れてくれている。どうやら、明日はお祝いをしてくれるらしい。とはいえ、まだ会社を立ち上げただけで収益が上がっているわけではない。それでも、以前と比べるとわたしの気分は大きく変わっている。

これが可笑しいと思うのだけれど、人は恐らく自分のイメージした場所へ自分をどんどん寄せていける生き物なのだと思う。きっとスポーツをしている人ならお分かりだろう。わたしはスポーツをしていた頃、イメトレをしていた。

とにかく繰り返し自分のなりたいイメージを描く。特にスキーなどは分かりやすかった。雪のないオフシーズンのイメトレで、新シーズンに毎年成長していたのだ。これには毎度驚かされた。それがイメージの力だ。だからわたしはイメトレが今でも好きだ。

最初は起業なんて嘘のようだった。けれど、自分の会社を持つイメトレが出来るようになった頃、わたしは夫にその話をした。イメトレできないうちに話したって、まずもって自分が信じていないものは人に伝えようがないのを知っている。

そんな風にして家族を巻き込み、そしていつの間にか、家族が本気になって、今では一番の応援団になってくれている。ありがたい。

そして、現在、クラウドファンディングの文章が9割ほどできてきた。これは思った以上にエネルギーが必要だった。とにかく「女性の働き方を変える」ということについて、くどくどと説明をせずに初めて訪れて下さった方に、何がしたいプロジェクトなのかを分かっていただく必要がある。そのためにはどうしたらいいのか、毎日毎日ただただ考え続けている。

そのクラファン作りに必死過ぎて、わたしは全く周りが見えていない。そうしたらこのクラファンのことをスタエフでお話しして下さっている方の配信を今朝耳にしたのだ。今はスタエフを聴きに行く時間も無い。それなのに、わたしの知らないところで、応援してるよ!とも言わず、応援して下さっている人がいた。これほどありがたいことがあるだろうか。

以前、一度に色々なことが押し寄せてきて、ああもう駄目だと思った時、「それでいいですよ。良いことと、悪いことが両方ある方がいいんです。良いことばかりじゃ駄目なんですよ」と言って下さった方がいた。その言葉にわたしはどれほど救われたことか。

それにしても、どう考えても、いい方との出会いの方が断然多いのだ。わたしは楽観的だし、はっきりと物を言うタイプでもある。それが好きだという方もいれば、逆もあるだろう。今はそれでいいと思っている。それができるようになって、だから起業をしてもいいと思えたのだ。とにかく、自分をちゃんと表に出しながら進んでいきたい。嫌われる覚悟はできた。中途半端では、周りの人にもわたしという人間は分からないだろう。

人生は短い。そんなわたしが好きだという人とこれからどんどん繋がって進んでいきたい。そして、今は周りの皆様に感謝しかない。


※最後までお読みいただきありがとうございました。


※スタエフでもお話ししています。

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