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イオンで買う。その訳は。
日常の買い物のお店を選ぶだけで、わたしたちの暮らしは変わっていくかもしれない。
同一労働同一賃金
3月9日、NIKKEI Business Dailyのこんな記事を目にした。
イオンは…国内パート従業員の時給を平均7%引き上げる方針をいち早く決めた。約40万人のパートの待遇を高め…現場人材を確保する。
と。
そして本日Yahoo!Japanニュースでこんな記事が流れてきた。
イオンリテールは今月、売り場の責任者を務めるパート社員について、同じ業務に就く正社員との待遇差を完全になくす制度を始めた。基本給や手当から賞与(ボーナス)、退職金に至るまで、1時間あたりの支給額を正社員と同じ水準にそろえる。
と。
なんと画期的なニュース!
これは女性に該当する同一労働同一賃金の話!
まだ入り口だけど
もちろん、まだ変革の入り口ではある。対象は一部のパート社員。
それでもこれは、この国では大きな変化だ。
そこには、
フルタイム勤務でなくても昇格や昇給ができるようにした。 月120時間以上働き、「マネージャー」や「リーダー」と呼ばれる店舗の売り場責任者の一部が対象となる。昨秋の昇格試験に合格した42人にまず適用し、今後は年400人規模で増やしていく計画だ。
とある。
そう、まだ始まったばかり。
子どもの数は希望
わたしは昨日、
という記事をアップした。
子どもの数が減り、しびれを切らした政府が財政支援に本腰をいれはじめた。若いママたちが子どもにはお金がかかるというから。
でも、そんなことじゃない。
子どもを産みたいの先にあるのは希望。
子育てにかかる金額をいくら積まれても、それは違う。
本当に必要なのは、自分の子どもと共に生きていきたいという未来への希望。
女性=パート=下働き
NHK World Japanにこんな記事がでている。
政府の男女共同参画局の研究グループによれば、パンデミックで失職や家庭内暴力などの影響で日本の女性の自殺が驚くほど増加している。
と。さらに、
…パートタイム女性の 29% がコロナ禍でシフトを削られ、13% が勤務時間が半分以上削減された。
パンデミック中に何の補償も受けずに労働時間が半分以上短縮された女性は100 万人を超えた。けれど男性は434,000人。
これが現実。
日本では出産後、なんらかの事情で職場を離れると、女性はパートでしか働けなくなる確率が高い。
そのパートは危機で最初に首を切られる。だから多くの女性が希望を失った。
変わらない理由
イオンが変わる。これが変わろうとしない社会のほころびになるといい。
結婚した女性はパート。子どもがいるからね、家のことしなきゃいけないからね。男性だけでなく、女性までもがそんなことを口にする社会、それではどうにもならない。
搾取されてきたパートで働く女性たち。
それなのに働けるだけありがたいと思わなきゃなんて自分にいい聞かせたりする。
変わらなかったのは、わたしたちの心がそれを受け入れていたからかもしれない。
変わる理由
働く人口が減る時代。人を大切にしなきゃ企業そのものがやっていけなくなる。
40万人ものパートが働く企業。その人たちは、仕事帰りには買い物客になる。
ジェンダー平等なんて聞き飽きたけれど、まだこの国は何も変わっていない。
女性に認められている法的権利が、男性の8割弱だという。でもそれは本当だ。
パートはパート。
それは間違っている。
パートなんて働き方は無いのだ。パートは本来短時間労働者。一つの仕事を短時間する人。だから同じ仕事なら同じ時給。でなければ不平等なのだ。
おわりに
ずっと前からあったものが正しいなんて思っちゃいけない。おかしな慣習なら幾らでもある。
女性が子どもを産まなくなったのは未来に夢や希望が持てないから。
イオンが変わる。ならばわたしたちはイオンで買い物をしよう。先陣を切って変わろうとする企業で働こう。そうすることでそれに続く企業が現れる。
そんな流れをわたしたちが作る。変化が入り口だけで終わらないよう。
※因みにわたしはイオンとは何の関係もございません。
※最後までお読みいただきありがとうございました。
※スタエフでもお話ししています。
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