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休む練習


休めていますか?

日本人は休み下手だと言われますが、わたしはつくづくその休み下手の日本人だなぁと思うことがあるのです。

昨年10月に起業する数か月前から、わたしはほとんど休んでいなかったはずです。

それはもちろん効率的ではありません。

けれど、わかっちゃいても、やることが山積みで気になって仕方ないわけです。だからこそ休めない。そんな負のループから抜け出せません。まあ、楽しくてやっているので、やめられないというのもあるのですが。

昨日は国際文化会館で2回目の講演会を開催することができました。年末から複数の方にインタビューをさせて頂き、準備をして、無事その講演会を終えることができたのでした。


そして、今日、朝から母とお風呂に入りました。

予定が詰まりすぎて延ばし延ばしになっていた母との約束でした。母が楽しみにしていたお風呂です。

母は見違えるほど動けるようになっていて、ほんの少し手を貸すだけで動けるようになっていました。けれど、滑らないよう浴槽には二人で浸かります。滑ってしまったら、間違いなく溺れてしまうでしょう。ですから、母がわたしの体に向かって足を伸ばし、わたしは母の体に向かって足を伸ばしてゆっくりバスタブに浸かります。

すると、わたしはいつの間にかウトウト。

う〜。気持ちいい。

それから早めの昼食を摂り、ホットカーペットでいつの間にか寝てしまいました。まるで休日のような時間の流れです。

すると、母の手の温もりでふと目を覚まします。そういえば、かつてこんなことがよくありました。クタクタになってソファで横になっていると、母が心配してわたしの肩を揉んでくれていました。


倒れて一度は寝たきりになった母ですが、今では見違えるほど元気になり、またかつてのようにわたしを気遣ってくれています。寝息が余りに疲れていたから心配になって体に触れたのだというのです。

そういえば、いつもならどんなに疲れていても、15分ほど仮眠すると覚醒するのですが、気がつくと2時間ほど時が過ぎていているではありませんか。そして、

「わたしはね、あなたに少しは休む練習をして欲しいの」

なんて言われたのでした。

「そうね、たまにはこんな日があっていいのかもね」

と、わたし。

それから、母がゆっくりとわたしの手のひらを揉み始めると、わたしはもう一度深い眠りについたのでした。


今日は体を休める日になりました。

実はこんなふうに何もしない時を過ごすのが、今のわたしにとっては一番難しいのですが、これも練習です。

長く走り続けるためにも、休む練習は必要だと思ったのでした。


※最後までお読みくださりありがとうございました。


※国際文化会館で開催されます、女性の働き方に関する講演会のお申し込みの受け付けをはじめています。stand.fmの音源、限定URLの受付もしていますので、ご興味のある方はお越しくださいね。


※スタエフでも話しています。

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