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カスハラの先って


近頃良く、カスハラという言葉を耳にします。

そういえば、わたしも、スーパーで女性店員さんに向かって、大声で怒鳴っている男性を何度か見かけたことがあります。

嫌な時代だなと思ったりします。


ところが、今日は、どう考えても、その反対のことが起こりました。

といっても、それほど大げさな事ではないのですが。

靴屋でのことです。

気に入った靴がありました。店員さんに、わたしに合うサイズを出してもらいたかったのです。

そこで、店員さんに声を掛けました。

すると、実に面倒くさそうな顔で若い男性がやってきたのです。

あれれ?と思っていると、

あ、これっすか?

と言いながら、わたしが手渡した片方の靴を右手で受け取り、それから、肩幅以上に開いた左手に、その靴をポーンと投げてキャッチして、メンドクサソウに探しに行かれたのです。

あれれ、日本も変わったな~と思ったのです。


海外では、こんなことなら、まあ、ありました。

わたしがかつて暮らしていた香港では、銀行で電気代の支払の列に並んでいると、わたしたち客がまだ並んでいるというのに、いきなりテラーさんたちが受付から離れ、机に腰かけて数人でお茶を飲み始めティータイムのはじまり。

もちろん、ガラス越しですので、わたしたち客からその様子は見えていますが、気にする様子はありません。

中華料理店で、皿やコップが、ドンと置かれるのは、まあ普通のことです。


それにしても、カスハラの声が大きくなりすぎると、きっとその逆もあるのかな、と思います。


モンスターペアレントという言葉が生まれて以降、先生に質問しただけで、煩い親、モンスターだとレッテルを貼られるから何も言えないというお母さんの声を聴いたことがあります。


ハラスメントは感覚の問題でもありますが、バランスの問題でもありそうです。

これほど働き手がいなくなった日本です。きっとこれから、日本は変わっていくのだろうなと実感したのでした。

あ、それでもちゃんとサイズは出してもらえて、

あ、ど~も~

といった具合でお気に入りの靴を購入することはできました笑。


※最後までお読みいただきありがとうございました。

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