私の見つけた、小さな幸せの種。

あなたにとっての「幸せ」とは何でしょうか？

結婚して、温かい家庭を持つこと？それとも、地位やお金を手に入れること？

あなたにとっての幸せのかたちとは、どんなものなのでしょうか？

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今、私は新幹線の窓から一瞬覗いてはまた消える、山々に囲まれた集落を眺めている。

蒼く澄み渡った空。のびのびと息をする山たち。

そして彼らに守られるかのように点在する家々。

ぼんやりと景色を眺めていて、ふと「幸せ」という言葉が頭をよぎった。

それはとても一瞬で、どうしてその言葉が出てきたのか分からなかった。

でも、どうしても答えが知りたくて、今度は一転して真っ暗なトンネルの中、さっきの景色に思いを巡らせながら考えている。

私にとっての「幸せ」ってなんだろう。

私の「幸せ」の定義ってなんだろう。

ここから目的地である福岡まであと２時間はあるだろう。

それまでに答えが見つかるといいな、のんびり考えよう。

そう思った瞬間、実際には答えが見つかっていることに気づいた。

今この瞬間、こうして素早く過ぎ行く景色を眺めながらありのままの自分をここに書き連ねている。

この瞬間が、とても幸福に感じる。

きっとその理由は、

今この瞬間、自分を偽ることなく生きているから。

思考の海に浸る余裕があるから。

もしくは、ただ単純にお天気がいいからかもしれない。

でも理由はきっとそんなに重要じゃないことにも気づいている。

私たちはきっとこうした日々の小さな幸せに目を向けることを忘れてしまっている。

忙しいという字は「心を亡くす」と書く。

まさしく、日々の慌しさに小さな幸せを感じる心が忙殺されている私たちの現状を素晴らしく表している言葉だと思う。

このnoteを読んでくださったあなたにも、少し立ち止まってみて欲しい。

きっとこの世の中は小さな幸せで溢れている。

ただ、私たちは立ち止まって心を向けることを忘れてしまっているだけだから。

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さて、私はこの小さな幸せに包まれてやってきた睡魔に身を預けることにしよう。

暖かな太陽の光に包まれて眠るのはきっとまた幸せだろう。

ただ電車を乗り過ごさないことだけを願って。

おやすみなさい。

うみ。