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偶然の答え/櫻坂46

2021年4月14日にリリースされた、櫻坂46の「偶然の答え」について書いていきます。

曲だけ聞くと、アイドルの王道のラブソングかなと思いました。

しかし、MVを見てみると、秋元康さんはすごいと気づかされました。

僕がnoteで紹介するくらいですからお分かりかと思いますが、そう、この曲は同性愛をテーマにしています。

それを知ってから曲を聞きなおすと、たしかに同性愛の苦しさが伝わってきました。

一部歌詞を抜粋しながら、解説していきます。

それなのに 何か不思議な力に(引き寄せられて)
自分のその秘密に気づかされる

「自分のその秘密」とはつまり、自分が同性愛者であることなのではないかと思います。

センター街の方へ 二人で歩きながら
もし誰かに見られたら誤解されちゃうね
唐突に思ったよ 冷やかされたいって…

男女2人で歩いていると、付き合っているのかなと周りは思いますよね。また、親密にしているとイイ感じなんだなと思われます。しかし、同性2人ではそう思われることはめったにありません。それゆえ、付き合っていても周りにバレないという利点もありますが、だれにも気づかれない恋、これもまた寂しいものです。この寂しい気持ちが、「冷やかされたいって...」という感情につながるんだと思います。

思っていたって言い出せないことばかり
でも今日だけはどこか違う(僕じゃない僕)
どこからか勇気が出て来るんだ

ここは好きな同性への告白とカミングアウトなのでしょう。異性への告白でも難しいのに、同性への告白は、同性愛者からすると命がけです。しかし、今日は同性に告白する勇気が出てきたんですね。

どうせならば僕たちはこのまま
付き合っちゃってもいいよねなんて
冗談っぽく言葉にはしてみたけど どうなんだろう?
君が頷いて見えたよ それは本気なのかな

これは気になる同性に冗談っぽく言ったことがある人はいるんじゃないでしょうか。自分たちからすると、付き合いたい分、相手がうなずいたように見えてしまう。でもそんなことはないんだろうな。あー、もしも自分が異性として生まれてきていたら付き合ってくれただろうか、とかいろいろ考えてしまいます。


アイドルでもこのように同性愛をテーマにする時代がきました。時代は確実に良くなっていると思うので、僕も楽しく生きれるように頑張ろうと思います。

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