「ホモネタ」について思うこと

みなさんは同性愛者をバカにしたような冗談、通称「ホモネタ」を聞いたり、言ったりしたことがありますか?

僕は中学生と高校生の時、時々ホモネタを耳にする機会があり、そのたびに自己肯定感が下がっていました。

例えば、男子同士が仲良くしていると「お前らホモかよ」とかを言うわけです。まさか同じクラスに同性愛者がいるとも知らずに。

僕自身も、親友から「お前まさか男とヤりたいのか?」と冗談で言われたことがあります。その時は咄嗟に「は~?そんなことないわ!」といいましたが、心のうちはけっこう苦しかったです。

男子同士で手をつないだり、後ろからハグしているのを見ると、すぐにホモかと騒ぎ立てる人たちがいますが、ゲイからしてみれば、

そんな簡単に男子の身体を触れないから!!お前らだって女子にいきなり抱きついたりはできないだろ??

と思ってしまうわけです。だから男子にベタベタしてる男子は絶対ゲイじゃないと思います。

こんな感じで、何回かホモネタに遭遇したことがあります。別に自分自身がバカにされているわけではないけど、とても嫌でした。

もしも自分が今ここでゲイってカミングアウトしたらどうするつもりなんだろう、謝罪するのか、拒絶するのか、見てみたい気もするなと思っていました。

ホモネタを言ったりして、なにかと同性愛者をバカにしてる人たちへ!!

もしもあなたたちの子供がLGBTQだったらどうするんですか?もしも自分の親が自分のことをかつてバカにしてたって知ったらすごく悲しむと思います。ほんとにどうするつもりなんですか?産まずに中絶しとけばよかったとか考えるんでしょうか?

同性愛者は、テレビの向こう側の、マツコデラックスさんやIKKOさんのような人たちではありません、必ず知り合いにいると思います。

異性愛者のあなたにとってはただの冗談でも、当事者はその心ない言葉で深く傷つきます。

ですから、性的指向や性自認に関する冗談は、「冗談のつもりでいった」では許されないのです。


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