見出し画像

うみの考古学ラボ始動!

一般社団法人うみの考古学ラボです、初めまして。

実は、まだ正式には設立されていません。準備中ってこと。手続きを大体終え、あとは、設立の日を待つばかり...。

というわけで、ココでは、「うみの考古学ラボ」の活動について紹介していきたいと思っています。

ところで、うみの考古学って何?

うみ=海や湖、河川、沼、その他の水域のこと。                        考古学=過去の人の生活の様子をモノ(物的証拠)から考える学問。

つまり、人間がどのように「うみ」と関わってきたのか。「うみ」とかかわりのある道具を観察し、当時の人達がどのような生活をしていたのか、学びます。「うみと人の関係の歴史」を紐解いていく。

実は一方通行ではない。ひとはうみに影響を及ぼしている。最近は、海洋問題、SDGsなどが話題ですね。海洋問題を解決するには、人がどのような影響を及ぼしたのか、どのような関係の上に成り立っているのか、しっかりと見つめる必要があります。

画像2

豊かな人間の生活を送るためには、豊かなうみが必要。うみと人の関係の過去を調査・研究をしていく団体です。

さて、突然ですが…

考古学ですので、いわゆる発掘調査をします。

うみに関連する調査...うみに関係する遺物・遺跡のある場所と言えば…そう、水中です。一般的な言い方をすると、「水中考古学」とも呼べますが、実はもっと奥が深い。

うみと関連する遺跡や遺物の調査をします。具体的には...

①舟・船                               ②積まれていたモノ、船道具・積み荷・人など              ③港や係留地の跡~護岸施設                      ④うみに関わる生業を示すもの~漁撈施設・漁具             ⑤うみとのかかわりを示すすべての物、灯台や日和山など         ⑥水際の生活の跡をしめす住居など                   ⑦水害(災害や中・長期の海面上昇含む)による被害を受けた痕跡など

画像3

船の考古学!といえば、スウェーデンのヴァーサ号。

さて、これらの物の多くは、うみの中にある…そのための水中考古学ですが、これらの痕跡が、山の上にあっても、ちゃんと山に登ります。うみと人の関係をしめす伝承や言い伝えなど無形文化遺産も範疇にしています。それらは、うみについて教えてくれるからです。研究の対象となる遺跡が海の中にあることが多い、そのために水中考古学と呼ばれています。が、本来は、海洋考古学とか海事考古学のほうがしっくりきます。

海だけではなく、「うみ」が好き。人がどのように「うみ」と接し、これからどう接していくのか...

というわけで、「うみの考古学ラボ」は、そのような遺跡・文化遺産を調査をする団体.です。これから、どんどん伝えていきたいことが山ほど(海の深さほど?)ありますが、今日はこの辺で。

設立後、ウェブサイトなども立ち上げていきます。こちらは、理事の「ひとりごと」やお知らせを伝える場所として使わせてもらえればと思っています。調査の様子や考えていることを書いていこうかな~。

まだ、始まったばかり!これから宜しくお願いします!

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?