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設立記念講演!AND LINEグループ

先日、ウェブサイトを立ちあげました。コンテンツをこれから増やしていく予定ですが、とりあえず、必要最低限の内容は載せています。SDGsに関すること、事業内容をもっと詳しく書く、理事の紹介ページ、リンクなどを増やしていこうかと考えています。

設立を記念して、オンラインで講演会を予定しています。

12月28日 夜8時スタートです!

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お値段ですが、600円から2000円まで。ご自由に設定ください

水中考古学とは、どんな学問何だろう...。世界の著名な遺跡は?日本の遺跡は?これからどんな発見が得られるのだろう…。そんな内容についてお話します!


そして、お知らせがもう一つ。

LINEのオープンチャット始めました!

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多くの人が使っていると思われるLINEですが、オープンチャットという機能があります。使い方は、友達同士のグループとそれほど変わらないです。が、完全匿名可能で、プロフィールも表示されません。まあ、偽名でご参加いただき、正体を偽っての参加、なんでもありです。KGBでも北朝鮮の工作員でも、おそらく問題はないでしょう。

水中遺跡の興味のある学生などが集まっています。なんでも質問してください!

情報交換の場として活用してもらえれば幸いです。


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さて、それでは、記念講演の内容

四方を海で囲まれ、湖などが多く水の豊かな日本。日本文化には「うみ」と生きることが根底にあります。山がちな日本では海辺や湖畔に住み、うみから取れる資源を利用して生きてきました。また、政治の形態だけでなく、コメ作りの文化、文字、宗教など我々が当たり前と思っている多くの文化的要素は諸外国との交流によりもたらされました。それらは、すべて船を使ってこの国にもたらされています。うみと共に生きた人々のあかし、そして、文化を運んだ交易のメカニズム、これらの痕跡(文化遺産)の多くは水中に残されています。
水中に存在する文化遺産の研究は、我々の歴史理解に大きく貢献する可能性を秘めています。水中では有機物が腐りにくい環境が形成される可能性があり、驚くべき保存状況で遺跡が残っていることがあります。ユネスコの統計では、世界に数百万の水中文化遺産があるとされています。日本ではほとんど聞く機会がありませんが、先進国ではそれぞれの国で数万件の水中遺跡が登録されています。我が国の水中文化遺産の研究や保護に関する取り組みは世界に比べて遅れていることは否めません。この講演を通して、少しでも多くの人に水中文化遺産の魅力を知って欲しいと願っています。

講演アウトライン

水中文化遺産とは?
世界の水中文化遺産(ウルブルン沈没船、新安沈没船、ヴァーサ号他)
日本の水中文化遺産(曽根湖底遺跡、鷹島海底遺跡など)
水中の遺跡を調査する(相島海底遺跡など)
水中文化遺産を守る(海外・日本の文化遺産保護体制)


水中文化遺産資料集(PDF)も準備いいたします!
講演の概要
講演追加資料
水中遺跡参考文献
お役立ちサイトリンク集

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ウルブルン沈没船(Photo INA at TAMU)

青銅器時代の沈没船です。トルコ、そして地中海を代表する沈没船遺跡です。3,300年間、海の底にあった沈没船。わたしの恩師、ジョージ・バス先生が手がけた遺跡。青銅器時代の王侯貴族の船だと考えられ、高価な品物がたくさん積まれていました。しかし、私は、この船よりも同時代の庶民の船、ケープゲラドニア沈没船が好きです。ボロボロの青銅器や銅製品を積んでいた船で、みすぼらしい遺物しかなかったのですが…実は、それこそが、凄い発見なんです。続きは講演で...

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ヴァーサ号博物館

17世紀の軍艦ヴァーサ号。ストックホルム湾で発見されました。船体の9割以上が残っていた、脅威の保存状況。1960年代に発見され丸ごと引き揚げられました。この船について詳しく見ていきたいと思います。

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桧原湖底遺跡(福島県)

日本の水中遺跡もちょっと紹介できればと思っています。こちらの写真は、福島県の桧原湖に沈む並木道の切り株。明治時代、磐梯山の噴火により堰止湖が形成され水没した村。今年、ちょっぴり調査に行ってきました。


 たくさんの人に聞いてもらいたいです! 宜しくお願い申し上げます!

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