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病気になって、決めたこと。

「無理しない。《 じぶん 》以上にがんばらない。」

病気になったわたしが、じぶんを大切にするために決めたことでした。

病気になって、治療をはじめて、
みるみるうちにからだが、するするとしぼんでいったのです。

全身がむくんでいて、からだはだるいのがふつうになっていて、マッサージに行くと「足がむくんでますね」なんて言われるのは通常運転。
「むくんでますね」なんて、営業トークなのかな、くらいに感じてました。

だけど、そんなのふつうじゃなかった。

ふつうはむくんでない。
ふつうはからだがだるくない。
ふつうは腰が痛くない。

・・・知ってました?

わたしは知らなかったんですよね。からだがきついなんていつもどおりだったし、むくみなんていつもあった。
でも、みんなそうなんだろう、とおもってました。

でも、治療でからだがどんどん小さくなって、ああ、わたしは《 じぶん 》以上にがんばって生きてきたんだなぁって感じたんです。

等身大の自分では受け入れてもえない。
等身大の自分ではここにいちゃいけない。
そんなふうな思い込みを、すこしずつ、すこしずつ、外してきたはずなのに、いまいちわかっていなかった。

アホだから、こういう状態までならないとわからなかったんだなぁとおもったんです。

でも、だから、わたしはほんとうに感謝しました。

だってね。
1ヵ月半くらいの入院のあいだ、ものすごくたくさんの本を読んだり、じぶんのこころとむきあったりして過ごせたんです。
こんなにしっかりとじぶんと向き合ったり、価値観を見直したりするじかんをとれることってあんまりない気がするのです。

それに、正直なところ、親が膝の手術で入院したとき、「いいなぁ、わたしも入院した」とおもってしまったんですね。
もうそのとき、きっとからだは限界だったんです。そのときに気づいていればよかった。(とはいえ、さいしょの症状は出ていたので病気にはなんていたとおもうのですが)

SLEは、じぶんを攻撃する病気。

無理してがんばって、じぶんを責めて、そうやって生きてきたんだなぁ。
正直、まだまだ、じぶんを責めてしまうことはたくさんあります。

もうすこし、その部分とむきあっていきたいなぁとおもっているところ。それにとてもよさそうな本を購入したので、読んだらぜひともシェアしたいなぁとおもっています。

38年間、がんばることを無意識にやってきてしまったので、ひとりで勝手に背負いがちだし、じぶんの範囲を超えてやろうとしてしまうことがおおいんですよね。

がんばれるひと、というのは、それはそのひとが持っている強みです。

だけど、だからこそ、そのケアを、罪悪感なくしていきたいとおもうんです。そして『今はがんばる時期』というのがだれにでもあるとおもうんですが、そんな『今はがんばる時期』は、がんばってもいい。それをがんばらない! と無理やりブレーキをかけようとしても、ブレーキをふむためにアクセルを踏んでいるような、結局なにがなんだかわからないことになりますよね。

『がんばる時期』には、がんばって、それを超えたら、ひと段落して休憩したらいいんです。・・・と、いまとてもじぶんに言い聞かせています。笑

やすむ時期ってぜったいに必要で、それって結局いいパフォーマンスをすることにつながるし、なまけてるんじゃなくて、エネルギーをそそぐべきときにそそげるように充電してる。

ちなみにただやすむことも、たいせつだけど、あそんで5感をフルにつかって、楽しいことやうつくしいものを味わうじかんっていうのもたいせつ。遊びってたいせつなんですよね。

だから、ただただ遊ぶじかんも人生のなかにくみこんで、なにもしないやすむじかんもたいせつにして、緩急自在にあやつって、じぶんの人生を味わっていきたいなとおもうのです。

じぶんひとりではできない『無理しない』を、いまは病気と並走しながらやっているかんじ。

いつか、自然に『無理しない』ができるようになれば、病気や『無理』を意識せずにちからを抜いて生きていけるはずだから。そのための練習期間かな。

だから、等身大のじぶんでこの世界を味わっていこうと思うのです。

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