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キャッシュレス化のおさいふ、みぃつけた。

お気に入りの財布がない。

ちょうど1年まえ、からだになじむ財布が見つからなくてどうにもこうにも困ってしまいました。以前は、土屋鞄の小銭入れがパカっと大きくひらく長財布をつかっていて、柔らかい革と小銭の見やすさがものすごく使いやすくて、じぶんのからだに馴染んでいるくらいでした。

何年もつかって、革もくたびれてしまったので二代目を買おう、とサイトを見るも、どうやらもう同じタイプは売ってないみたい。人気がなかったのか、あんなにからだに馴染んでいたものと同じタイプの財布が手に入らない。

同じようなかたちの財布はどこを探しても売っていなかったのです。

そこで、カードがいっぱい入るもの、そして、やっぱりレザーがいい、というポイントに合うものがちょうど見つかり、それからはそれを使っていました。

ところが。

昨年秋ごろから、キャッシュレス化が進んできたことや、カードがたくさん入る分、思う存分カードを入れて持ち歩いていたので、荷物の重さが苦痛になってきていました。

しぜんと、小さい財布がほしいなあと思いつつ、これまでミニマリストとは程遠い、大量の荷物を持ち歩くタイプのわたしが小さい財布を使っても財布をなくしてしまうんじゃないか、とか、ほんとうに小さな財布で不便じゃないのかな、とかいろいろ不安要素がありました。

そこで、試しに雑誌の付録でついていた小さいコインケースを小さい財布の代用として使ってみたところ、あまりの荷物の軽さに想像以上に感動してしまいました。

小さいバッグを使っていても、太くて大きい長財布を、よっこらしょ、と取り出さなければいけなかったのが、財布意外に、コンパクトカメラが余裕で入るほどになったのです。

ところが、持ち歩く荷物が軽くなったのがものすごく感動したのもつかのま、なにも考えずに出かけたとある日、ドキドキするできごとが起こりました。

田舎暮らしなので、主要な移動手段は自家用車なのですが、なにげなく運転していたこの道を進んでいったら、高速に乗るんじゃないか・・・という状況になったのです。

なにも考えずに出かけたので、当然ETCカードは持ってきていない。
やばい。どうしよう。

結果、その道は高速道路にのることなく家路につくことができたのですが、都会のひとのキャッシュレスライフと、田舎暮らしのキャッシュレスライフはちがう、と実感しました。

《 わたしに合う 》ミニマルな財布とはなにか。

それは、わたしの《 暮らし 》を考え直すことにつながりました。

わたしの暮らし。
コンビニや近くのスーパーではキャッシュレスで払えるところも増えてきたけど、田舎では現金が必要な場面はまだたくさんあります。それにポイントカードが無駄なのはわかってはいるけれど、ポイント還元率が高いお店もまだまだある。
図書館に行くのだって、車で40分運転しなくちゃたどりつかない。なにしろ最寄りのコンビニだって車で15分はかかるのです。

せっかく図書館の近くまで来たのに、「今日に限って図書館のカード持ってきてない!」とかぜったいにあり得ない。

そう考えるとある程度のカードが入って、現金も入るし見やすいものがいい。

《 わたしの暮らし 》に合う財布の輪郭がだんだんはっきりしてきました。

そうして見つけたのが、これです。

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m+と書いて、エムピウとよむそう。
一級建築士の村上さんという方が立ち上げたブランドで、

村上の m にプラスをつけたのは「作り手+誰か」によって、ものが完成するから

だそう。

あまり見かけないかたちの財布だし、小銭入れは、以前使っていた土屋鞄のと同じような大きな口でパカっとひらくタイプ。一瞬でこころを奪われてしまいました。

ぜひ手にとってその大きさや感覚を確かめてみたい!

そうおもって、さっそくエムピウさんのミッレフォッリエにあいに行ってきました。
あまりのかわいさと、思ったより手のひらでつかめるほどの小ささに、どきどきして3時間くらい迷ったのですが、もうこれは買わないで帰ったら後悔する。1時間半かけて会いにきたのだから。

そうおもって連れて帰ってきました。

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この幅がちょっと気になっていました。
ちいさくても、分厚かったらどうしよう・・・と。
でも。

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なにもいれなければこんなに薄い。

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カードは最大5枚入るポケットが3つと、1枚入るところがひとつ。最大、計16枚入るほど。

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お札はここに入ります。
それまでに候補入りしていたちいさな財布は、お札を折り曲げて入れるタイプで、それは数えやすくていいなと思ったのですが、おつりでお札を何枚かもらったときに、いちいち一枚ずつ折って入れるほどの時間はないしめんどくさい。

だけど、これはこのまま右側の小銭入れの裏側にお札を差し込むかたちでいれることができます。

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留め具はまだまだ革が固くとめたりはずしたり、がやりにくい感じはあるのですが、これが手に馴染んでいくみたい。

そして、まんなかに、m+のマークが。
かわいい。キュンとする。

使いやすくて手になじんで、それでいて視覚でうっとりしてしまう、そんな財布に出会えてとってもうれしいです。

とりあえず、じゃなく、ずっと使いたいとおもえるものを、大切に使っていきたいです。

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