【夫婦関係改善】家事の分担
交際期間7年半、結婚生活も2年を超え、元々相性が良いのか大きな危機もなくなんだかんだ上手くやっている私たち夫婦。
「夫婦関係改善」というタグがあるのを見て、改善というより成功の秘訣というか、自分が今こうしていて良いと思っていることを紹介したいと思います。
テーマは「家事の分担」。
共働きで、お互い帰宅は22時を超える社畜の私たち。夫は元々一人暮らしだったけど、私は生まれてから実家を出たことがなく、結婚を機に家を出ました。実家では長時間労働を言い訳に母親の世話になりっぱなしだったので正直自信がなく、新生活に慣れるまでは家事は出来る方が出来るときにやるスタイルで、何なら休日にまとめて一緒に手分けしてやる感じで、明確な分担はしませんでした。
そのまま、気付けば2年が経っていました。
しかし、不思議とお互いに大きな不満は抱いていないようで、問題や喧嘩になったことはありません。
周りの家庭の話を聞いていると、家事の分担で揉めることが結構あるようで、ストレスが溜まったりすることが多い問題のよう。
もちろん全く手伝ってくれないのは論外ですが、きっちり役割を決めている夫婦でも、不公平感や不満が募ることがあるらしい。
ひとつの要因として、「感謝の気持ち」とその伝え方があるのではないかと思いました。
先述の通り、うちでは家事の分担を明確には決めていません。
正確に言うとなんとなくはあって、私が出来るだけ料理をしてあげたい、何故か夫が風呂掃除が一番嫌いらしいし自分が気になるからやってしまおう、食器洗いは時間があれば片付けとセットで、もしくはこの皿が使いたいからついでに、とかでやっていて、かわりに他の水回りの掃除は休日に夫がやってくれる、ゴミをまとめるのは一緒にやって、朝時間が合う方が出しに行く、など。
ここで重要なのは、無理をせず、どちらかが出来るときに出来る範囲の家事をするし、気になったら気になった方がやる。やらないからと相手を責めたりはしない。どうしてもの時は一緒にやる。そして一番は、やってくれたことに感謝の気持ちを持ち、伝えること。
家事分担において「これは自分の仕事」と決めてしまうと、逆にやるのが当然と思えて感謝の気持ちが持てなくなります。だからいつもなるべくやってくれたことには気付くようにして、「えっこれやってくれたの⁉︎偉いじゃん!」と冗談混じりにでも言い合うことで、お互いのモチベーションを高めています。
そして、自分がやった時はちゃんとアピールをすること。「ねぇ、ここなんか綺麗じゃない?」とか「実はこれしといたんだよ」とか。恩着せがましくはならないようにしつつ、気付かれないなら気付かせる。これで、自分だけがやってるという不公平感や、どれだけこっちがやってるかわかってもらえないという不満を溜め込むことがなくなります。
家事って別にやらなくても死なないですよね。
ということは、「やらなければいけない」がデフォルトではなく、「やったら偉い」ことなんです。
これは私が元々ズボラな性格で、今まで一人暮らしの経験がなく、母親にすべてやってきてもらったことをちゃんと自覚していて、感謝の気持ちを持っていたからこその考え方かもしれません。
また、夫の方もそこまでしっかり家事をするタイプだったり潔癖症ではなかったことも大きいと思います。
どちらかに偏る配分はやはり不満を生む可能性が高いです。でもそこに感謝の気持ちを持っていて、ちゃんと言葉にして伝えていれば、自分のやっていることをわかってもらえているというだけでかなり不満は抑えられると思うんです。
人に何かを期待して、それが裏切られるとしんどいですよね。
だからお互いに、やることを当たり前だと思わない。やってくれたらありがとうの気持ちを持つ。それをちゃんと伝える。そのことをいつも頭の隅にでも置いておければ、少しでもストレスがなくなるはず。
そしてそれは自分に対しても同じです。
これはしておかないと、と自分に課してしまうと達成できなかったときに自分を責めてしまいます。仕事の疲れや体調、ホルモンバランスなど、色々な要因があってうまくいかないこともあります。そんな時にも自分は自分の味方でいてあげることで、少しでもストレスを減らすことができるはず。抱えるストレスが少ないほど気持ちにも余裕ができるし、体調も整えやすく、できることも増えるかもしれません。
心身の健康に比べたら、家事なんて優先順位ははるか下。コンビニ飯でもスーパーの惣菜でもとにかく死なないための栄養とエネルギーを摂取できればいい。そう思えたら、だいぶ生きやすくなるんじゃないかなと私は思います。
そしてそれができる夫婦関係づくりをしておけると良いですよね。
育ってきた環境によって、価値観や考え方は違うもの。結婚する前にある程度それがわかっていて納得の上結婚したのならいいですが、結婚して一緒に暮らすようになってからわかることもあります。その違いを感じたとき、ちゃんとお互い理解して受け入れ合えるかどうかが重要です。
不満を溜めて溜めて何かの拍子に爆発させたり態度が悪くなったり他所で愚痴を言って昇華した気になるのではなく、普段から、あるいは冷静に話し合えるうちに自分の考えを伝えておくこと、そして相手の考えを理解すること。共感はできなくても仕方ありません。どこまで歩み寄れるか、妥協点を探れるかです。お互い相容れない部分があって、我慢していることがある。それでもここまでは許して、一緒に人生を歩んで行きたい。そう思えたらきっとうまくやれるはず。逆にそこまでの価値がないと思ってしまうとこの先が怖いところですが、何があるかわかりませんから、価値観や考え方が変わることもあるでしょうし、流れに身を任せてみても良いかもしれません。
なんだかんだ私は夫のことを結構好きな自覚があるので、無理はせず、言いたいことは言いながらも、できるだけのことはしてあげたい。そんな気持ちでこれからもうまくやっていきたいなと思っています。
この記事がどこかの夫婦の関係改善や、不満を抱えている方のストレス軽減につながってくれたら嬉しいです。
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