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彼と結婚した、私

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#小説

自然に明けていた、2021年。

空が青い、私は部屋にひとり 2021年になってまだ半日 結婚して初めての元旦は、穏やかな空間を満喫していた 大晦日 夕飯は日本人らしく、蕎麦にした 実家の鶏ガラスープを思い出して チャーシューとネギを使ってみた 蕎麦以外はいつもと同じ 私たちらしい年越しだった サラダ、納豆、汁物、キムチ、ヨーグルト、キウイ 献立リストをExcelで作ったら簡単とよく話す 上下、左右、全てコピーで完成してしまう そんな献立一覧にひっそりと 暖かい懐かしい年越し蕎麦が

あなたに映る私、どんな私ですか。

「ちょっと、アキちゃんに似てない?」 「私がアキちゃんに?そうなの?」 「2人の中で、選ぶなら絶対アキちゃん。100人に聞いたら、100人がそう答えるよ。なんか、本当に似てるよね。」 録画していた特番が流れていた。 お座敷列車の中で 『潮騒のメモリー』を歌う アキちゃんとユイちゃん。 何か新しい発見をした小学生のように 嬉しそうな、ワクワクした表情をして 彼は、そう私に伝えた。 学生の頃、母に勧められ観た 朝の連続小説だった。 全話を見るには、長い期間が必要なため