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SDカードソケットを延長するやつをつくる

はじめに

 自分の所有している3DプリンターはSDカードが使えるのですが、そのソケットがなぜか背面に実装してあり、抜き差しにとても苦労する謎仕様です。
 下に紹介する既製品を使って、SDカードソケットを延長させれば良いのですが、この際なので使っていないものを再利用して自作してみようと思います。

材料

 普遍性は皆無ですが、今回使う材料をリストアップしておきます。

  • フラットケーブル(9本で長さは任意)

  • micro SD to SD 変換アダプタ

  • ジャンクのノートPCのMBから取り出したSDカードソケット

もぎ取ります

 micro SD to SD 変換アダプタはmicro SDカードを買うとよく付いてくるオマケのアレのことです。
 ちなみにSDカードソケットは秋月電子でも取り扱いがあります。今回利用したものとほとんど同じもののURLを貼り付けておきます。

作業①…もぎ取ったSDカードソケットに配線

 テスターで導通を確認しながら、ピン(上画像のちっちゃい粒々みたいな部分)にフラットケーブルをはんだ付けします。また、短絡防止のため、熱収縮チューブで保護します。

はんだ付け

 はんだ付け完了後、上画像の白四角の部分に力が集中するのを避けるべく、主に赤丸の部分をエポキシ樹脂で固めます。グルーガンとかのほうが勝手がよさそうですが、手持ちになかったので…

作業②…micro SD-SD変換アダプタを分解して配線

 micro SD-SD変換アダプタを分解してピンアサインに留意しつつ配線を行います。この際、配線に邪魔で、かつ導通に影響のない部分は切り取っておきます。

はんだ付け(これもエポキシ樹脂で固定)


作業③…動作確認

 完成しました。

完成

 3Dプリンタに接続して動作確認をします。

おk

 確認できたので作業終了です。

技術的な補足…SDカードのピンアサイン

 参考までに(micro)SDカードのピンアサインを以下に示しておきます。

SDカードのピンアサイン

 通信方法とかは詳しくない上にあまり関係ないのでここでは割愛します。

 作業が細かいので既製品を買ったほうがイイ!

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