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「夢判断」フロイト著

「夢判断」フロイト著


フロイトの心理分析の観点は人間は所詮「動物」であるという事である。

どのような概念を用いても単なる動物(オスとメス)という分析では人間本来心魂の分析は浅薄とならざるを得ない。
しかし、殆どの人々は動物的意識から脱していない以上、フロイトの分析には納得する。

彼は臨床医でもあったから、殆どの患者は動物的想念、本能的言動であったと思う。
要するに、統計的心理学ともいえよう。

今日でも動物的本能、衝動に突き動かされている人々が多い状況ではフロイトの心理分析は通用するであろう。
このフロイトの考察に不満であったユングは「集合的無意識」という何でも入る大風呂敷的概念を用いた。
ユングは神秘体験はしていたが、踏み込むことはなかった。

他の心理学者達も皆大小の差こそあれど、ドングリである。


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